1)ビタミンB6とは
微量必須栄養素の一つで、ビタミンB群に分類される水溶性ビタミン。ピリドキシン、ピリドキサ−ル、ピリドキサミンが活性型ビタミンB6(ピリドキサ−ルリン酸)になりうる。2)ビタミンB6の生理作用
ビタミンB6の生理作用はその活性型であるピリドキサ−ルリン酸(以下PALP)が補酵素として働くことにある。PALPは生体内のアミノ酸代謝に関与する酵素反応における補酵素であり、アミノ酸のアミノ基転移酵素、アミノ酸脱炭酸酵素など重要な生化学反応に必須の補酵素である。3)ビタミンB6の欠乏症
ビタミンB6の欠乏症は皮膚炎、痙攣、--などが知られているが、多数の食品に含まれていること、また腸内細菌が通常、生合成していることから欠乏症の発生は現在の日本では少ないと思われる。しかし、薬物治療を受けている場合やぎんなん食中毒のように特殊な状況下で欠乏症状が現れることがある。
(最終更新日:1999.2.22)
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