1)弟切草(セントジョーンズワート)とは
学名:Hypericum perforatum。オトギリソウ科の多年草で、山野に自生。夏、レモンの香りのする黄色い花を多数つける。
2)弟切草の成分
ヒペリシン(赤色色素)。フラボノイド(ルチンなど)。タンニン。3)弟切草の機能性
花のエキスの内服により、軽度から中度のうつ病に効果があるとされる。花の抽出エキスに、抗ウィルス・収斂・鎮静作用があるので、炎症・外傷・下痢を改善し、血流をよくする。
皮膚炎を誘発することがあると言う説もある。
4)医薬品との相互作用
継続摂取によりCYP3A4を誘導するため、この酵素によって代謝される医薬品を服用し
た場合、その医薬品の効力が減弱することが報告された。
文献1:奇跡の食品(Miracle Cures):ジーン・カーパー(Jean Carper).丸元淑生訳。株式会社角川春樹事務所。1998年。文献2:ハーブの写真図鑑:Lesley Bremness(レスリー・ブレムネス著)、高橋良孝(日本語監修)、日本ヴォーグ社。1995年。
(最終更新日:2000.8.29)
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