GABA (γ-アミノ酪酸)

1)GABAとは

ガンマ-アミノ酪酸(酪酸は英語でbutyric acid)の英語の頭文字から一般にGABA(ギャバ、ガバ)と呼ばれる。グルタミン酸(アミノ酸の一種)から生体内で生合成されるH2N-CH2-CH2-CH2-COOHの示性式を持つアミノ酸。

*示性式が間違っていました.おわびして訂正します.(2006.10.2)

2)GABAの生理作用

GABAは ほ乳動物の脳に高濃度に存在し、その生理作用は中枢神経系で抑制性神経伝達物質として働くことにある。

3)GABAの特徴

GABAは血液脳関門を通過できないため、神経細胞内でグルタミン酸からグルタミン酸脱炭酸酵素(GAD)によって生合成される。分解はアミノ基転移酵素(GABA-T)によってコハク酸セミアルデヒトとなり、コハク酸を経て、TCA回路に入ることが知られている。

(最終更新日:2006.10.2)

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