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   北海道医療大学歯科内科クリニック総合診療室は、医療機関であるとともに本学学生の教育機関でもあり、一般的な治療から高度な治療まで、さまざまな臨床ケースを学習する場所です。 

歯学部5,6年生は、臨床実習として実際の歯科治療を経験することで、これまで習得した多くの知識や技術をより進展させます。さらに、患者さんとのふれあいから、歯科医師としての知識や技術だけではなく心も学びます。


 歯周外科手術は進行した歯周炎患者において歯周基本治療後に適応となる治療方法です。歯学部学生基礎実習では、マネキン顎模型を用い実習を行っていますが、歯肉弁の剥離方法や縫合の体験には限界があります。

 本講座では、歯科医師臨床研修プログラム基本習得コース「歯周外科の基本手技」として、歯科医師臨床研修科に所属する研修歯科医を対象に豚の下顎を用いた歯周外科実習を行っております。歯周外科手術の切開法、縫合法などの基本手技のほかに、臨床で多く行われる歯周外科手術を、まず古市教授にデモンストレーションしていただき、その後実習を行いました。研修歯科医は実際にやってみなければわからない様々な疑問点をインストラクターに次々と質問していました。

 終了後に行ったアンケートによると、今回参加した研修歯科医全員が、本実習は極めて価値がある、またはかなり価値があると答え、来年度以降の実施にも賛成との回答が寄せられました。

 


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