北海道の地域医療貢献、及び地域活性化の目的で共同大学院の設置を目指し、次に示す年次計画で進める。

第一段階
異分野領域での教育を地域医療従事に結び付けるための共通プログラム(共同大学院の基盤)を構築する(平成20年度)。平成21年度より実施する。
第二段階
第一段階で共同大学院設置のための基盤を作り、コース設定についての詳細に検討する時間を経てから、共同大学院コースの設置計画を行う(平成22年度)。募集は平成23年度より行う。
専門職大学院への進学
本共同大学院を修了した者は、更に小樽商科大学専門職大学院(MBA)への進学が可能である。MBA取得後、医療の経営陣として活躍することが期待される。
平成20年度
1.サテライトオフィスを構え、専任の教員・事務組織を配置する。
2.本計画に沿った地域医療共通プログラム(選択および必修科目)の詳細を検討し、各大学役割分担を決め、シラバスを作成する。そして、単位の取り扱いを決定する。
平成21年度
1.臨地実習の準備と地域医療共通プログラム@及びA内容を各大学大学院入学予定者にアナウンスする。
2.これまでの経過を報告書としてまとめ、北海道内各地へ配布し地域の声をアンケートで収集した後、評価委員会を開催し、アンケート結果を基に今後の発展のための方策を外部評価委員から受ける。
平成22年度
1.地域医療共通プログラム@及びAの実施とアンケートによる学生からの形成的評価を実施する。
2.共同大学院設立のための委員会を設置し、共同大学院設立理念、コース設置の準備を行う。
3.文部科学省からの支援最終年度にあたり、次年度からの経済計画の立案を行う。
平成23年度
1.共同大学院学生募集を開始する。
2.共同大学院の教職員構成、各大学の役割分担を決定する。
3.シラバスを作成し、評価方法を検討する。
4.評価委員会に卒業生を加えた新しい評価委員会を結成する。
平成24年度
1.共同大学院を開始する。
2.共同大学院の教職員構成、各大学の役割分担を決定する。
3.シラバスを作成し、評価方法を検討する。
4.評価委員会に卒業生を加えた新しい評価委員会を結成する。
平成25年度
1.共同大学院最初の卒業生を送り出し、更に評価委員会メンバーに加え、委員会を再編成する。
2.卒業生のその後の追跡調査と評価を開始する(新しい評価委員会設置)。
3.生涯学習の計画、学習プログラムの作成に取りかかる。