COLUMN
vol. 3
教養教育のさらなる発展を祈念
国永 史朗 さん
教員(名誉教授、元・リハビリテーション科学部、基礎教育)
道東の自然豊かな音別の地から始まった教養教育。その後の歩みは決して平坦なものではなかった。とりわけ1991年の「大綱化」は、教養教育を大きく揺るがし、学部一貫教育と称する形態へと変化させた。ただこのような時期を経たからこそ、改めて大学全体で教養の教育を見直す機運が生じ、「大学教育開発センター」から「全学教育推進センター」へとつながっている。「わからないこと」が許されない時代です。せめて本学の教養教育では、学生に「わからない」ことを受け入れさせ、それに耐えられるような人材育成を望む。知的能力において「わからない」で悩むことは、決して恥じるべきことではない。今後も時代が求める教養教育へと発展することを期待する。
(写真)音別の自然豊かな中に建つ教養部校舎。手前はパシクル沼、はるか遠方に見える2つの小さな白い建物、右側が教養部校舎、左側が歯学部学生寮。