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§6 クラクフ市街,バルバカン,中央市場広場,織物会館,ヴァヴェル城,ゲットー


6/29/2003 午前8時 @ホテル

 昨日は,思いっきり歩き回ったので熟睡することができました.今日の朝も,目覚めばっちりで,天気も完璧なまでの快晴です[01].こと天気に関しては,今回の渡航はものすごく運が良いです.部屋の窓から見える下の屋外BARでは[02],晴天の下,オレンジジュースがテーブルの上に置かれています.昨日は精神的にも憔悴しきってしまいましたが,心機一転,これから朝食を食べてゆっくりしてから,クラクフ市内へ繰り出します.本日の予定としては,クラクフ駅近くにあるこのホテルから,クラクフを取り囲む城壁の中に入り,バルバカンを経由して中央広場へ,そして,旧市街を経由してヴァヴェル城へと向かいます.[03]

   
[01]快晴 [02]屋外のBAR [03]見取り図

さて,出発します.日差しはことのほか強く,くらくらするほどです.それでも,湿気がないので日陰に入ると,さっぱりとした気持ちよさが満ち溢れます.まずは,城壁の中へと入っていきます.ご存知の通り,城壁の中は,ユネスコの世界遺産にも指定されている歴史的な区画で,緑も大変豊か[04]で非常に心地よい[05]空間となっています[06].

   
[04]緑も大変豊か [05]非常に心地よい [06]空間となっています

城壁の中へと足を進めると,歴史的な建物[07]や街並み[08]が広がり,緑の中に建物が埋め込まれている[09]感じで,う〜んっ,イイです.また,通りでは,ながしの音楽【動画2.4M】【もう1つの動画2.9M】が披露されていて旅情を駆り立ててくれます.

   
[07]歴史的建物 [08]街並み [09]組み込み技術

城壁の中に入って数分すると,まずは,バルバカン(円形の砦)[10]が目に入ってきます(バルバカン@Yahoo).あからさまに中世〜っと言う雰囲気[11]をかもしだしていますが,銃を出す穴[12]がなんともいえません.

   
[10]バルバカン [11]中世です [12]銃用

バルバカンを過ぎると,また,歴史的な建物の列が続き[13],そして,あっ,広場が見えてきました[14].

 
[13]建物の列 [14]広場が見えた

6/29/2003 午前11時 @中央市場広場と織物会館

見取り図[03]にあるように,中央市場広場はクラクフの中心部にあり,また,クラクフ第一の観光スポットでもあります(中央市場広場@yahoo).広場はカナリ広く,また,四方を歴史的な建築物に囲まれており,ちょうど,建物山の中の盆地[15]のような感じになっていました.更に,広場には,(なぜか?)大量の鳩がいて[16],ちょっと鳩の中を歩くと,ぶわぁっさばさぶわぁっさと鳩が踊り狂います[17].

   
[15]盆地 [16]鳩 [17]旅立ち

広場に面した建物の中には,織物会館と呼ばれる,まぁ,でっかいお土産屋さん連合の建物[18,19]があり,建物の中には貴金属やら牛革製品,べっ甲系のグッズ,そして,民族衣装やらベタなお土産("クラクフ"とかかれているTシャツ)などが所狭し[20]と売られておりました."クラクフ"とかかれているTシャツ,買いました.

   
[18]織物会館 [19]近影 [20]所狭し

そのあたりをウロチョロしていると,11時,広場の奥から急に何かの楽団がやってきました.何か弾いてる(♪).おおぉ,大サービスです.のんびりとした雰囲気をかもしだしている広場の風景をみながら,楽しげな楽団の音楽が気分を盛り上げてくれます[21].これはいいですね.NHKの人たちもいる・・・[22]【動画3M】.楽団は広場を行ったり来たりしていて,観光客の一団は,磁石に引き寄せられるサテツ[23]のように,後ろを着いていきます.あっちいったりこっちいったり,途中にフェイントもあり,笑いが漏れます.こんな感じでのんびりと30分くらいは演奏が続きました.(のんびりといっても,演奏しているほうは真昼の日差しの中汗だくで演奏していただいています).プラハもそうだった様に,要所要所で楽団が現れるのは楽しみです.

   
[21]楽団 [22]・・・ [23]サテツ

さて,楽団も去っていたので,中央市場広場を後にして旧市街[24]を抜けて(見取り図[03]参照),ヴァヴェル城へと向かいました.途中,露店で売られているパンを購入[25]

   
[24]旧市街 [25]実なし

6/29/2003 午前12時 @ヴァヴェル城

ヴァヴェル城は,中央市場広場から歩いて10分ほどのところにあるのですが,丘の上にあるので,えっちらおっちら[27-29]と登っていきます.

   
[27]えっちら [28]おっちら [29]登って

お城にまで上り詰める途中で,ちょっと一休みの場所があります[30].一休みして,VAIOに渡航記録を覚えこませます[31].

 
[30]一休み [31]VAIOはお仕事

はぁ〜っ,やっと上り詰めましたが[32],げっ.塔がある[33].でも,登ります.

 
[32]ついた [33]ふりだしに戻る

入場料(7zl)を払って,登ります(苦労は金を払ってでも,の実践版).それでも,他の国とかに渡航したときに登ったのと比較して,今回の塔はさほど高くないので,ちょっと楽しみながら登れました.しかも,塔が完全な木造建築(釘が一本も使われていない)だったので,まるで,アスレチックランドで遊んでいるように[34]狭い階段を登っていくことができました.この塔の売りは,一番上に鐘[35]があること.ですので,ながめがどうのこうのという感じではないのですが面白かったです.お城の見所はコレくらいでしたが,綺麗に整備されていて楽しかったです.あとは,テクテクと城を下ります[36].

   
[34]アスレチック [35]鐘 [36]帰路

城を下った後,ちょっとのぞがかわいたので,中央広場に戻って,オープンテラスのBAR[37]でフレッシュオレンジジュースを飲み干しました.その後,疲れたので,ホテルへ一時避難.歩いて数分ですが,ホテルに着いた途端,横になって寝てしまいました.(ばたん,Qーっ)

[37]オープンテラスのBAR

6/29/2003 午後5時 @城壁

気づいたのが午後5時.あぁ,夕飯だということで,あわてて起きてホテルを後にします.夕飯の場所としては,クラクフの第二観光スポットである旧ゲットーへ向かいます(というか,観光スポットは,中央広場地とゲットーしかないので,観光は一日あれば充分かも).ゲットーは,先ほど行ったヴァヴェル城のちょっと東側にあり[38],「さっきの続きで行けばよかった・・・」という思いもよそに,てくてく歩きました.ただ,同じルートを歩いては芸が無いので(なぜ?),今度は城壁区画のエッジを歩きました.ここには,散策路[39]がありベンチなども整備されていて,みなさん,くつろいでいます[40].【動画 2M

   
[38]続きで・・・ [39]散策路 [40]くつろいで

城壁ブロックの一番下端まで行って,城壁ブロックから外れると,一気に,閑散とした雰囲気になります.特に,ゲットーには独特のにおいもあり,ちょっと,足早に区画を進みました.[41]

[41]足早に

このあたりは,シンドラーのリストの舞台となった区画で,これらゲットーの歴史はシナゴーグで閲覧できました.シナゴーグ[42]への入館料は7zl,カメラの持ち込みは10zl.展示室には写真[43]が何枚かはられていて,無造作に,ビデオが流れているだけ・・・[44]あとは,ちょっと,ゲットー内をふらふら歩いて(プラハのそれよりも,ゲットーの雰囲気は残っている),夕飯です.

   
[42]シナゴーグ [43]写真 [44]奥にVTR

夕飯はユダヤ料理店Arielで食べました.オープンテラス[45]で食べられるので,爽快です.注文を聞きに来るまでちょっと待たされましたが,注文後はすぐに品が来ました.私は,シェフのお勧めスープと,チキンのユダヤ風煮込み.これが,おいしい.ちょっとカレー味風味のソースに,適度に焼けたチキンが最高.付け合せのお芋も最高です.

[45]Arielおいしいぃ

6/29/2003 午後8時 @ホテル

食べ終わった後は,歩いて帰りました.てくてくと20分ほど.またもや中央公園の付近を通り(この区画は比較的治安が良いので)途中,コンビニエンスストアー?で,アイスやらお菓子やらを買い込んで,アイスを食べながらテクテクと歩いていきます[46-48].時刻はもう7時を回っていましたが,昼間と変わらない日差しの強さの中,安心してゆっくりと帰ることができました(暗くなると気をつけたほうがよいと思います)今はホテルに着いてくつろいでいる所で,夜8時半を回っていますが,まだまだ,お昼過ぎと変わりません.くつろいでから寝ます.テレビをつけたら,ワルシャワ版幸せ家族計画(?)をやっていました.構成が日本のそれと同じです.おとうさんがんばれ,でも,おとうさん失敗.娘があきれています.

   
[46]てく [47]てく [48]と歩いて


 


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