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§3 旧市街広場,天文時計,ゲットー


6/25/2006 午前9時 @ホテル

7時起床[1],さすがに昨日疲れていたせいか,熟睡することができました.時差ぼけも直り体調も万全です.時差ぼけを直すには疲れて熟睡するのが一番かな?ただ,ちょっと,体のあちこちが筋肉痛で痛いです(薄い希塩酸).それでも,今日は,昨日よりも地下鉄で1駅分足を伸ばして,Vltava川の向こうにあるSTROMESTSKA駅から旧市街広場とユダヤ人地区(所謂ゲットー)[2]へ向かう予定です.ちなみに,天気は今日も最高で,気温はかなり高くなりそうです.

 
[1]朝一番 [2]川の向こう

まずは,地下鉄に乗ってSTROMESTSKA駅[3]でおりて,何を思ったか,ふらふらっと[4,5]昨日も行ったカレル橋へ再び行ってしまいました.

   
[3]STROMESTSKA駅周辺 [4]トラムの命綱 [5]ふらふらっ
6/25/2006 午前10時 @カレル橋

上の地図からもお分かりいただけるように,駅を出ると,昨日行ったカレル橋の入り口とは逆の口に着きました[6].こちらの方向から,橋に付随している塔を撮影しましたが,おおぉ,ものすごい日差しです[7].ちなみに,こちら側から眺めると,プラハ城も視野に入り,眺め的にはこちらからのほうが良いと思われます[8].

   
[6]逆の口 [7]日差しがっ [8]プラハ城も見えます

ちょっと橋の上でくつろいでのんびりしてから[9,10],今度こそは旧市街広場へと向かいます[11].

   
[9]のんびり [10]のんびり [11]向かいます

カレル橋から旧市街までは,歩いて数分.道なりに歩いていけばOKなので迷いません[12-14].(たぶん)

   
[12]トンネルから出るトラム [13]道なり [14]道なり

6/25/2006 午前10時半 @旧市街広場

数分後,旧市街広場に着きました[15].広場には,軽食屋さんやお土産屋さんなどがあり,ここも,なんとなくのんびりしている雰囲気です.また,この広場には,旧市庁舎[16]があり,更に,旧市庁舎には天文時計[17]がくっついています(天文時計@yahoo).この天文時計は,ガイドブックには必ず紹介されているプラハのメジャー被観光物です.また,この天文時計はからくり時計になっていて,1時間毎に大イベントが時計の中で執り行われるとのことです.旧市街広場に到着したのが10時40分ごろだったので,もうそろそろ大イベントが巻き起こります.

   
[15]旧市街広場 [16]の中の旧市庁舎 [17]の中の天文時計

6/25/2006 午前11時 @天文時計

塔の周りには,もう,物凄い観光客の人が陣取っています.世界中から集まった人々の大きな期待が渦巻く中,ついに,時は11時を告げました.「か〜ん」,という軽い音の中(この時点で,まずいぁなと思ったんですけどね),大きな時計の上にある小窓が開き,いろんな人形(一応使徒の方々)がくりっ,くりっ,と顔を出してこっちを向きます.むむむむっ????.そして,1分ほどすると,天文時計は満足したのか,小窓が閉じて,「コケコッコ〜」と甲高い雄たけびを鳴り響かせました.こけっ,こっこ〜?.その瞬間,観客の中からは,「はぁぁぁ,ぁはは〜,はぁ?」と,なんともいえないリアクションが巻き起こりました.おおぉぉ,世界の人々と気持ちを共有することができた!!その点においては(その点のみが)すばらしい!!ここでは,365日,一時間毎に,世界を感じさせないこのリアクションが毎回起こっているのでしょう.なんといっても,とにかく,ガイドブックには必ずここの場所が紹介されているのですから.

 
[18]大きな期待と [19]現実の厳しさ

まあ,こんなのもありかなと思って気を取り直してから,せっかくだから?と,今度は塔に登ることにしました.いざ,塔へ.塔の上り口は,塔の横にあるインフォメーションセンターの中にあります.ずかずかとインフォメーションセンターに入っていって,奥にある階段を登り4階にたどり着くと,チケット売り場があり,何がしのお金を払って,中に入りました.すると,おっ,おおおぉ,エレベータがあるではないですか.神(電化済)の思し召し[20].迷うことなくエレベータの力を借りてポテンシャルエネルギーを得て塔の頂上へ行きます.上に行くと,やっぱり,ながめは最高です.自力で登らなくても最高です[21].プラハ城がミニチュア[22]のようです .

   
[20]神(電化済)の思し召し [21]自力でなくても [22]ミニチュア

まだ二日目ではありますが,高所から眺めると,なんとなくあそこにアレがあって[23],コレがあって[24]という位置関係が分かってきて面白いです.くだりは自力(ポテンシャルエネルギーの解放)で降りましたが,ちょっとつかれました(贅沢の実例)[25].

   
[23]あれがあって [24]これがあって [25]落下中

6/25/2006 午後12時 @CAFE MILENA

疲れを癒すために(何の?),今度は,向かいの建物の2階にある喫茶店(CAFE,MILENA[26])に入りました.コーヒー[27]とクレープ[28]を注文.歯が痛くなるほど甘くておいしい(注:甘党).窓からは例の時計も見えます.ちょうど,クレープを食べているときに12時になり,また,使徒の人がくりっ,くりっ,と愛想をばら撒いています,ばらばらばらっ,そして,雄たけび,そして,絶妙なリアクション.ああぁ,プラハにいるって感じです.

   
[26]持ってきてしまった [27]コーヒー [28]甘党

喫茶店を出た後,まだちょっと小腹がすいていたので,何かないかなと周りを見ると都合のよくホットドックの露店[29]を発見.迷わず注文.おいしい,特に,ソーセージが柔らかくって最高.お腹も一杯になり満足して,また,行動開始.今度は,近くの教会に入ったのですが,ここに「今日の午後6時からオルガンコンサートがある」との広告が出ていました.他の教会でも,なんとけコンサート開催という広告が所狭しと張り出されているのですが,多くは午後8時からとちょっと遅めのスタートなので二の足を踏んでいたのですが,ここは,午後6時からということで思い切ってチケットを購入[30].5時40分に入場せよとの指示が出ました.仰せの通り.

 
[29]迷わず購入 [30]チケット

ひととおり広場の探索も終了したので,今度は,ユダヤ人街,いわゆるゲットーへ向かうことにしました.ゲットーには幾つかのシナゴーグ(シナゴーグ@yahoo)があり,その中では,ユダヤの歴史を指し示す様々な展示物があります.また,図[3]にも示したようにゲットーは旧市街地広場のすぐにあり,ここから歩いて数分です.ということで,テクテク歩いていったのですが,プラハ風KFC[31]の前を通ったあたりで,道路標識が気絶[32]していたことをここでご報告申し上げておきます

 
[31]KFC [32]きゅ〜っ

6/25/2006 午後2時 @ゲットー

10分ほど歩くとゲットーに着きました.本などに書かれていたような特別な地区という感じではなかったのですが,幾つかのシナゴーグに囲まれている小道[33]などは,独特の雰囲気をかもし出していました.これらのシナゴーグに入るためには入館料が必要なのですが,複数のシナゴーグに入ることのできるお得な割引チケットでも価格は日本円でだいだい2千円位します.それで,2千円の大枚をはたいて入館したのですが,ちょっと高いなぁという感じです(但し,私見).展示物は由緒正しいのかもしれませんが,ただ,おいているだけで...ちなみに,図[34]のシナゴーグと,ユダヤ人墓地に隣接するシナゴーグに入るときには,男の人には紙製のユダヤ帽が配布されます(お持ち帰り可).ぐるぐるとシナゴーグを巡ったので,もう足がぱんぱかぱん.ホテルへ一時非難します.(館内は撮影禁止なので資料無し)

   
[33]小道 [34]ユダヤ帽が配布 [35]お持ち帰り可

6/25/2006 午後6時 @コンサート会場

1時間ほどホテルで休憩してから,先ほどチケットを購入した教会でのオルガンコンサートへ向かいました.場所は先ほど行った旧市街広場ですので地下鉄で3駅分です[36].時刻はもう午後6時近くですが,相変わらず真昼間のような明るさです[37].また,広場では様々なコンサートが開かれるようで(さすがプラハ),広場の真ん中でも,野外コンサートの準備が行われていました[38].

   
[36]地下鉄で3駅 [37]真昼のような [38]準備中

教会に付いたときには,観客の人が2〜3人ぐらいしかいなくて寂しかったのですが,開始時刻の6時に近づくと,ぞくぞくと人が集まり,教会の8割がたの椅子は埋まりました.そして,6時丁度に教会内にオルガンの音が響き渡りました.教会内はちょっと寒めだったのですが,音の反響はご想像の通り良くて,まるで5.1chのサラウンドシステムで聞いているようです(比喩が逆だ・・・).また,教会の天井に書かれている宗教画[34]と,いかにものオルガンの曲は完璧なほどにマッチングしていました.コンサートでは,10曲位を1時間でこなすのですが,あっというまでした.カーテンコール?[35]ののちにコンサートが終わって午後の7時.まだ,まっぴるまの明るさです.

 
[39]宗教画 [40]カーテンコール?

それでも,お腹がすいたので,境界の近くでまたもやチェコ料理(ボヘミヤの郷土料理)をいただきました.今回もまたgulaudというビーフシチュー,付け合せにオニオンリングとご飯(味つき),ビーフシチューにご飯をちょっと混ぜると最高においしかったです.お腹一杯食べて,今日も250KC.食事はカナリ安上がりとなります.食事が終わったのが8時,まだまだ真昼間の明るさです.それでも眠くなってきたので,ホテルへ戻ります.途中,また,ホテル前の小さなストアで,地元のお菓子と炭酸水を購入.本日もプラハを満喫いたしました.

 

§3++ Muchovo(ムハ)美術館,TESCO,U Fleku(ウ・フレクー)


6/26/2003 午前10時 @ムハ美術館

本日は諸般の事情でカメラを持参しなかったので,リアルタイム映像無しで話を進めます.さて,主要な観光スポットは昨日見て回りました.このように,主要ポイントは2〜3日で見回れるようです.今日がプラハ滞在の最終日で,ムハ美術館へと向かいました.美術館では綺麗な色彩のポスターが展示されていて,お土産なども売られています.コースターなどを購入[41, 42].2時間ほどずっと立って鑑賞していたためずいぶんと足が痛くなってきたので,ホテルへ一時避難.

 
[41]コースター [42]うら

6/26/2003 午後12時 @TESCO

30分ほど休んでから,今度は昼を食べに出ました.まずは,「野菜とみやげ物市場通り」という通り(正式名称かどうかは不明)へ向かいました.たしかに野菜が売られていました.でも,日本でも売られているおなじみのものが多いかな?ふと横を見ると,おおおっきな粒々チョコレートを発見.全長3cmほどで,どうやらブラジルナッツが含まれているそうです.グラム売りで100g当たり34K.迷わず購入.お・い・し・い(甘党),食べ応え満点です.でも,これでお腹一杯になるわけでもなく,ぷらぷら歩いているうちに,昨日たべたホットドックのことを思い出し,今日はそのビックサイズ版を食べることに決定.10分ほど歩いてホットドックの露天がある旧市街広場へと再び今日も戻ってきました.早速,ホットドックを購入して広場のベンチに座って食べました.ホットドックでかい.すこしベンチでボ〜っとしてから,今度は地元のスーパーマーケットTESCO[43]へと向かいます.今までにも,海外渡航に出たときには,地元のスーパーマーケットに欠かさず行っていたのですが,このようなスーパーマーケットでは地元産の面白いものを購入できます.今日入ったスーパーマーケットは4階建てで,電化製品から食器文房具,そして,たべものと一通りのものが販売されていました.プラハの形と主要都市の場所がテンプレートとなっている定規[44],プラハ語のアルファベットがテンプレートになっている定規[45],アルファベットの勉強下敷きなどを購入.このほかにも,露店で売られているお菓子のお土産やらが格安で売られています.ただ,完全にベタなお土産は売っていなく,実は,私は,今まで各国に行ったときには,ベタのTシャツ(たとえば,シンガポール,とか,台湾とか,でかでかと土地名がかかれたTシャツ)を購入することを慣わしとしていたのですが,TESCOにはベタのTシャツが売られていませんでした.このようなベタなお土産は旧市街広場に売られていますので,もう一度,旧市街広場へと戻ります.

   
[43]TESCO [44]プラハ [45]チェコ語

6/26/2003 午後6時 @ウ・フレクー

先ほど,旧市街広場を見るのはこれで最後かと思ったのですがまた見てしまった.Tシャツも購入.これを着て入れば迷子にならないです.このあたりで,具合が悪くなるほど足が痛くなってきたので,ホテルへ急遽非難.現在,2時間ほど休憩中です.プラハ最後の夕食はウ・フレクーで食べましたが,ここはプラハ最古(たぶん)のBARで色んな旅行ガイドにも載っている有名なお店です.今回はチェコ料理のフルセットを注文.大変おいしかったです.おみやげ?はコースター

[46]コースター


 


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