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§2 プラハの地下鉄,カレル橋,プラハ城


6/24/2003 午前7時(以下,現地時間) @プラハのホテル

7時半起床.ホテルの部屋のカーテンを開けたらプラハがお目見え[1].15度旋回してもプラハです[2].おぉっ,トラムも走っています[3].昨晩は26時間の大移動により体がくったくただったので,横になった途端に気絶したのですが,午前4時(現地時間)に目覚めて,更に,午前6時過ぎにも目覚めたりと,ちょっと,時差ぼけ気味になりました.天気は最高で,雲ひとつないです.これから身支度をして,いざ,朝食へと向かいます.

 
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[1]プラハお目見え [2]15度旋回 [3]走れっトラム

6/24/2003 午前10時(以下,現地時間) @プラハのホテルの近くの地下鉄の駅

バイキング形式の朝食では豊富な種類のパンが出されていました.たっぷり食べてこれから歩き回ります.まずは,ウォーミングアップと言うことで,プラハ市内におけるもっとも有名な観光地であるカレル橋へと向かいます(カレル橋の歴史@yahoo)が,歩くにはチョト遠いので,移動手段を考えなければなりません.公共の移動手段としては,トラム,バス,地下鉄などがありますが,中でも,地下鉄の路線は思いのほか発達して,カレル橋やプラハ城,そして,旧市街広場などの主要な観光地には地下鉄のみで移動することが可能です.(プラハの地下鉄事情@yahoo)特に,カレル橋はプラハ市内の中央部にあり,近くにはA線と呼ばれる地下鉄路線のMALOSTRANSKA駅があります.おまけに,今泊まっているホテルの近くには,同じ路線の地下鉄の終点DEJVICKA駅[4]があり,目的のMALOSTRANSKA駅までは2駅[5].ということで,ここは迷わず地下鉄を利用することとしました.

 
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[4]DEJVICKA駅入り口 [5]カレル橋までの地図 左の拡大地図

地下鉄のチケットは地下鉄乗り場の近くにボンッとおいてある自動券売機で購入できます[6].ただ,日本と異なり,チケットは時間売りで,更に,チケットにはいくつかの種類があって,15分間地下鉄に乗れるチケット,とか,1時間地下鉄(とかその他のバスやら何やら)に乗れるチケットとかがあります.そこで,自動券売機に書いてあるウニャウニャした文を適当に読んで4Kcのチケットを購入しました.日本円だと約20円位なのでかなり安いです(←この情報は嘘です.あとで,これが大問題になります).チケットを買った後は改札が必要ですが,ホームの入り口に設置されている自動改札機に自分でチケットを入れることにより改札されます.ちなみに,この自動改札機は時刻の刻印器でして,チケットを入れると,がちゃんっ,という音とともにチケットに時刻が刻み込まれます.刻印されたチケットを持って,颯爽と地下鉄のホームへ向かいますが,地下鉄構内は暗くて[7]ちょっぴりデンジャラス[8] ...でも,とても便利です.

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[6]自動券売機 [7]暗い [8]ちょっぴり・・・

6/24/2003 午前10時(以下,現地時間) @プラハのホテルの近くの地下鉄の駅

地下鉄は数分でMALOSTRANSKA駅に到着しました.駅を出るとプラハっぽい街並みがドバ〜っと広がります(〜っぽいの基準は不明確)[9,10].ではと,意気込んで地図を片手にカレル橋へと向かいます.

 
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[9]プラハっぽい街並みが [10]どばぁ〜

MALOSTRANSKA駅からカレル端までは距離にして数百メートルしかありません.なもんで,これは楽勝ということで,地図を片手にすたこらさっさと歩き出したのですが[11],あにはからんや,縦横(斜めを含む)無尽に入り組んでいる道には未知満ちていて,歩いて数分で,どっちがどっちなのか,さっぱりわからなくなりました.それでも,まぁ,いいやと思って,あっちこっち[12]写真を撮りながらブラブラ[13]と歩きました.

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[11]これで楽勝 [12]あっちこっち [13]ぶらぶら

でも,万が一のことがあっては大変と,一応,トラムの路線の近くをブラ[14]ブラ[15]と歩いていてたのですが,そのうち[16],

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[14]トラムに沿って [15]ぶらぶら,ぶらぶら [16]はっ,ここはっ

なんとカレル橋へ通じる道を通りすぎて,登山電車の乗車駅[17]にまで至ってしまったようです.もどって[18]戻って[19].それでも,30分くらいで,カレル橋へつながる道に,たどり着きました.(ここ,さっき,とおったじゃん,というのは心の遠吠え)

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[17]登山電車の乗車駅だ! [18]こんな感じで歩いて [19]戻りました,やれやれ

6/24/2003 午前11時 @カレル橋

カレル橋へたどり着く道は,もう観光地丸出しの雰囲気をかもし出していて,各種の露店が立ち並んでいました[20].橋の近くにある一見コンビニ風のお店で微炭酸系オレンジジュースを購入してから,カレル橋へと向かいました.カレル橋は思っていたよりも小さいものでしたが,橋の上には観光客の人がてくてく[21, 22]と歩いていて,全体的に雰囲気がの〜んびりとしていて最高でした.

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[20]露店が並び [21]橋の上を [22]てくてくてくてく

橋の下には川がゆっくりと流れていて[23],川沿いにはお城のような建物[24]がおもちゃのように並んでいます.橋の上には,聖人の方々が立っています[25].

 
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[23]橋の下 [24]川沿い [25]聖人

橋でちょっと一息ついたあとに,今度はプラハ城へ向かうことにしました.(プラハ城の歴史@yahoo)プラハ城も,カレル橋から直線距離にして500m程度のところにあるのですが,結構高い丘の上にあります.これなら目標物が見えるから今度こそは大丈夫だ,と思って[26]行きました.橋からテクテクとあるいて数分すると,曲がっちゃだめ標識がでて[27],敢えてソコを右へ曲がると,左右のどちらかに曲がれるT字路が現れます.左には階段つきの上り坂(大きなつづら),右には階段無しの上り坂(小さなつづら)があり,迷わず大きなつづらを選択しました[28].(ちなみに,やはり,小さなつづらにはお宝が入っていることを後で知りました).

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[26]今度は大丈夫 [27]敢えて右へ曲がる [28]大きなつづら

6/24/2003 午前11時半 @プラハ城

せっせと,階段を登って,更に,階段を登って,はぁ,やっと,頂上に着きました[29].プラハ城[30]だ.助かったぁ〜(何から?).プラハ城の正門の前には衛兵が立っており,毎日,お昼の12時から衛兵交代のセレモニーが執り行われます.只今の時刻は午前11時半.正門の前はちょっとした広場になっていて,多くの観光客が衛兵交代を見ようと地べたに座っています.いかにも観光地という感じですか,全体的には,ここものんびりとしていていいぃ感じです.更に,広場では,流しの音楽隊?[31]が地元の民謡を奏でていて,旅情を駆り立ててくれます.

   
[29]頂上 [30]プラハ城 [31]流しの音楽隊?

さて,12時になると,楽団とともに新規の衛兵さんの一段がやってきて,今立っている衛兵さんとの交代のセレモニーがはじまりました.セレモニーの開始時には,ラッパやら何やらが鳴り響いてかっこよい雰囲気が満ちます.台湾でも衛兵交代を見ましたが,台湾のそれと比較すると,結構ラフな感じでやっています.それでも,衛兵交代のメインセレモニーが始まると,正門の前にはもすごい人だかりができて[32],最初は,お城の中で行われている交代の場面を見ることができませんでした.ただ,ある程度の時間が経過すると,最前列の人が後ろの人に代わってくれて,私も,「ほれ次はアンタだよ」といわれて最前列で見ることができました[33].おおぉ,衛兵間でプラハ語で号令がかかっています.が,号令の意味は不明です.ある程度見たら,私も次の人と代わりました.
 

   
[32]人だかり [33]最前列 [34]果敢にも

6/24/2003 午後12時半 @プラハ城

一連の衛兵交代が終わると,また,流しの楽団が何か演奏しだしました.演奏が鳴り響く中,今度はプラハ城へと入っていきました.プラハ城には幾つかの見学可能な建物がありますが,見学のためにはチケット[35]を購入する必要があります.チケットは,お城の入り口[36]からすぐのところで売っています.代金は220Kc.閑話休題:フィレンツェもそうだったのですが,壁に人(しかも,口を開けっ放し[37])とか首とかを張り付けようとする感性を,いまいち理解することができません...

   
[35]チケット [36]お城の入り口 [37]口を開けっ放し

さて,まずは,お約束の教会に張ります.う〜ん,ステンドグラスぅ[38].お次は,宮殿.宮殿からはプラハ市内を一望[39]することができました.空は真っ青[40].

   
[38]ステンドグラス [39]市内を一望 [40]真っ青な空

お次は,錬金術師の街,という区画へ向かいました.この区画,こみせ通りのような感じで,ちっちゃいお店が所狭しと並んでいます(ホントに狭いんですが・・・).ちなみに,下の写真の中央の水色の家[41]はカフカが働いたお店だそうで,その隣のお土産やさんでゴーレム(ゴーレム@yahoo)のしおり[42]を購入しました.(代わりに働かせるつもりはありません)

 
[41]カフカの仕事場? [42]しおり

6/24/2003 午後3時 @ホテル

さて,プラハ城最後の見学の場として,中央塔の登頂を選択しました.イタリアで散々えらい思いをして行った塔の登頂を,またもや懲りずにやってしまいました.イタリアのそれと同じく,プラハ城の塔も,細い階段をひたすら上っていけば登頂することができます.が,今回は,時差ぼけのさなかということもあり,階段を上っている途中でダウン.狭い階段の横で,壁にへばりついて,後ろの人に先に上ってもらって,数分間,その場で固まっていました.その後,どうにか登頂.先ほどの建物の中から見た景色も良かったのですが,今登った塔のほうが高いので眺めはもっと良くて[43],カレル橋も見えて[44],ほんとにおもちゃ箱をひっくり返したような街並み[45]が,ば〜っと広がります.しばらくは,固まってみていました.登頂後,大変満足して降りたのですが,さすがに疲れが出て,一時ホテルへ避難することにして,再び,地下鉄の駅へ向かいました.

   
[43]眺めは最高 [44]カレル橋も見える [45]街並み

では,ご帰宅ということで,MALOSTRANSKA駅まで行き,先ほどと同じ4Kcのチケットを買って,自動改札機で日時を刻印して乗り込みましたが,フォーム近くのところで検札の人が立っていました.このページの頭でも書きましたように,改札は自分でするのですが,日本の自動改札機と大きく異なり,(ヨーロッパ各国も含めて)ポーランドの自動改札機は改札をしなくても通り抜けられる構造になっています.したがって,お客さんがホントに正しいチケットを購入して改札しているのかをチェックするために,たまに,このように抜き打ちで,駅員さんによる検札が行われます.で,自信を持って4Kcのチケット買っていたので,コレでどうだっ!という感じでを検札の人にチケットを見せました.ところが,ちょっと待てといわれ,「4Kcは子供用のチケットだよ」と言われました.が〜ん(死語).やられた〜っ(誰に?).でも,検札の人も私たちが観光客と知ってか,対応は非常に丁寧でした.でも,「罰金は払ってね」.くっ.なんと400Kc.無念.罰金を払って地下鉄に乗りました.(罰金の領収書は記念として下に掲げます・・・どもすいませんでした[46]>プラハ交通局).気を取り直して,ホテルの前のちっちゃなストアーで,炭酸水,アイスクリーム,お菓子,などを購入.部屋で,お菓子を食べながらちょっと休憩です.

 
[46]申し訳ございません [47]気分転換

6/24/2003 午後6時 @ホテル

午後6時過ぎになり,お腹もすいてきたのでこれから夕飯を食べに行きます.地下鉄で行きますが,今回は,券売機に書かれている説明書きをしっかりと読んで切符を購入.う〜ん,たしかに,しっかりと読んだら,4Kcは「子供料金」であると書いてます.大人はその倍の料金が必要ですが,どうもにも疑心暗鬼におちいって,更にもう1つ上位のチケットである12Kcのチケットを購入しました.これで,1時間は乗り物乗り放題でもOKですよ状態です.今度こそは!と,意気揚々と地下鉄に乗り込んだ地下鉄の中で出会ったのは,またもや検札のおじさん.またかいな・・・.検札のおじさんに「ほいっ,チケット見せて」と言われ,今度はおっかなびっくり(意気揚々はどこにいった?)12Kcのチケットを検札のおじさんにみせたら,今度はOK.ちなみに,地下鉄入用時には,しっかりと切符の種別を確認したほうが良いと思います.検札は結構頻繁に行われています.なお,今日(2003/6/24)現在の価格で言えば,12k(それでも50円程度)のチケットを買っておけば大丈夫だと思います[48].ホテルから4つほどの駅を通過して,チェコ料理のレストランに到着[49].
 

 
[48]上は×,下が◎ [49]ちょっと歩いて到着

レストランでは,ビーフシチューとトグロを巻いた25cmのウィンナーを食べました.お腹一杯飲食して合わせて千円ちょっと.お手ごろです.食べ終わったのが夜の8時ごろでしたが,まだ外は真昼のような明るさです.地下鉄に乗ってホテルへ戻ります.ホテルでのんびりとしていても,なんと,9時半までは真昼間のように明るかったです.まぁ,サマータイムというのもあるでしょうが,それにしても,日が長いですね.今日はむちゃくちゃ疲れて,シャワーを浴びるのも億劫になってしまいましたが,一念発起して,シャワーを浴びてさっぱりして,これから寝ます.


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