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§10 バルバカン,ワルシャワからの空の旅,ワルシャワ空港,アムステルダム空港,成田空港


7/4/2003 午前9時 @ホテル

朝はちょっと遅めの9時に起床.これから,まるまる一日以上かけて徹夜で地球の裏側へ移動します.日本について寝られるのは,これからおよそ30時間くらいあとになるのかな?日本への帰国の経路は,

  1. ホテルからワルシャワ国際空港へ行き,
  2. 午後5時(これだけでも8時間後です...)にアムステルダム空港へ向かい(図中1),
  3. 午後8時にアムステルダム空港から成田空港へ向けて旅立って(図中2),
  4. 午後2時(日本時間・・・)成田空港から羽田空港へ移動して
  5. 更に,羽田空港から青森空港へと向かい到着は日本時間の午後8時(図中3)

なお,ワルシャワと日本との時差は7時間.しかも,カレンダーが一日めくらさります.このような強行スケジュールを突破するためにも,まずは,ホテルで朝食を取り,万全の体制を図りました.本来ならば,そのまま,部屋でくつろいでいればいいようなものですが,どうしても,うずうずしてしまい,やはり,どっかへ行こうということで(貧乏性),バルバカンへ出向くことにしました.バルバカンは旧市街市場広場のチョット北にあります[01].

[01]見取り図

とりあえずは,トラムに乗って[02].旧市街市場広場に到着[03].ここは今日ものんびりと観光の雰囲気[04]が漂っています.

   
[02]トラムに乗って [03]広場に着いたら [04]のんびりと

少し広場でのんびりしてから,バルバカンへと向かいます.バルバカンは,ここから歩いて10分ほどの距離にありますが,これから30時間の飛行機強行軍が待ち構えているにもかかわらず,旧市街の建物の間の小道[05-07]を,テクテク歩きはじめました...

   
[05]旧市街の [06]小道を [07]てくてくと

バルバカンはクラクフにもあったのですが,ワルシャワのそれは,もう外壁しかない状態[08]でした.それでも,ちょっとした露店[09]なども出ていて,こじんまりとしつつも華やかな感じがしていました.

 

 
[08]外壁 [09]露店

バルバカンを通り過ぎたところにもちょっとしたお土産やさん[10]などもあり,藁のねずみ[11]を購入(なぜ?).それにしても,いい天気で[12],ここでも,流しの人が民俗音楽を奏でています.よい雰囲気【動画7M】

   
[10]おみやげ [11]ねずみ [12]良い天気

いい天気もだんだんと度が過ぎてきて,あまりにも熱くなってきたので,広場に戻って炭酸のオレンジジュースを購入してのどの渇きを癒します.(でも,これが,ぬるい,というより,むしろあつい;炭酸系オレンジジュースを沸かして飲んでいるみたい・・・).その後,ちょっとくつろいでから,もうこれで最後だということで,ホテルの近くまで歩くことにしました(大丈夫か?)それでも,帰路[13, 14],ワルシャワ大学[15]を見られたり,地元のおいしいアイスクリーム屋さんで,かなりおいしいソフトクリームを食べることでき,大満足です.

   
[13]帰路 [14]いろいろ [15]ワルシャワ大学?

ホテルには,14時に到着しました.そして,14時半のシャトルバスに乗って空港へと向かいました.さようならぁ,ワルシャワ.空港へは20分ほどで,あっというまに着きました(一人22zl).それではと,ワルシャワ国際空港にはいると,いきなり,2つの行列が目の中に入ってきました.ふつうの空港だと,まずは,チャックインカウンターがお目見えするはずなのですが,どうも違うようです.何の行列?と思ったのですが,まずは,一方の行列の後ろにつきました(パブロフの犬).でも,行列は動きません[16].私たちの後ろに並んだ人も,なんだこりゃ,と言っています.でも,隣の列はスルスルと前に進んでいきます.で,意を決して,そちらの列へ並ぶと,列の先頭に空港係員の人がいて「アンタどこの空港へ行くの?」ときかれ,「アムステルダム」と答えると,「じゃぁ,荷物のX線検査をして,中に入っていいよ」と言われました.微動だにしないもう一方の列に並ばされている人は何のなのだろうという,軽い疑問を残したまま,今度は,目の前のチャックインカウンターへ行きます.

[16]不毛な列

チェックインカウンターのすぐ後ろに出国手続きのカウンタがありました.これも珍しい配置なのでは?と思ったのですが,流されるように出国しました.あとは,免税店などでちょろちょろお菓子などを買って,あっ,もうそろそろ,搭乗時間です.ちなみに,空港内には警備の人も多く,写真撮影をするのに何となく気が引けて,まるでスパイのような写真を撮ってしまいました[17, 18].

 
[17]天井の写真ばかり [18]スパイか・・・

7/4/2003 午後4時 @ワルシャワ空港

離陸の30分ほど前に搭乗口へと向かいましたが[19],途中,普段見かけない塗装(とはいえ,例の列車にペインティングされてたようなオリジナルなのではないが・・・)[20]がされた飛行機もあってチョット興味深かったのですが,もたもたしている時間も無く,テクテクと自分の搭乗口へと足を進めました.登場口に付くと,そこにはLOTと銘打たれたポーランド航空(Lotnicze)の機体が私たちを待っていました(自己陶酔)[21].

   
[19]黙々と進んで [20]見かけない飛行機 [21]LOT(なぜ,L?)

搭乗した飛行機はB737.プラハに行くときの飛行機より小さいのですが,機内は白で統一されていて気分的?[22]に明るくなるし,席の幅も少し広い気もします.しかも,席は皮風張りで,なんとなく優雅な気分です(ぷちビジネス?).でも,小さいので,これまたゆれるゆれる.特に今日は,雲が出ているせいか,離陸して上昇するときに,よこっゆれ(“こっ”のところで,おしりが左右に数センチずりっと移動する感じです)して,たまりません.それでも,上空に出ると,安定しました.ジュース配給[23].

 
[22]白で統一 [23]配給品

その後,機内食配給.プラハのときよりも飛行時間が2時間と長いためか,比較的しっかりした食事が出ましたが[24],はたして支給された食事が何なのかは皆目見当がつきません.オランダ料理なのでしょうか?でも,おいしかったです.ちなみに,食事についてきたお手拭[25]とスプーン[26]が何となくかっこ良っかったので(はぁっ?),もって帰ってきました.食べ終わって一息ついたら,あっというまの着陸です.着陸時も雲が厚いため,それなりに揺れましたが,翼の真横に乗っていたので,翼についてる部品が開いたり閉じたりするたびに,ごぉぉ〜ぉぉっ,という不気味な音が鳴るのを観測して楽しんでおりました.でも,翼の中身って,まるみえになるのですね.丸見えの中には,思いっきり,何かの配線があって,う〜ん,線が切れそう.

   
[24]しっかりした配給品 [25]おてふき [26]スプーン

ほどなくして,アムステルダム空港へ到着[27].アムステルダムの地を踏むのはこれで2度目ですが入国は無し.乗り換え時間は1時間半だったのですが,乗り換えのチェックインなどしていたら,もうそろそろ搭乗時間です.あっというまで,イソイソと搭乗口へ向かうと,我らがJALジャンボ[28]のご登場[29]です.今回の旅程で5回目の搭乗でやっとジャンボにありつくことができました.

   
[27]かすっただけ [28]やっとジャンボ [29]登場して搭乗

搭乗時に少々手間取ったせいか離陸が30分ほど遅れましたが,飛行機は順調に飛び立って,安定飛行へと移ります.やはり,機体が大きいと揺れが少なくて(横揺れとかはめったにないですよね)ゆったりと飛んでいく気がします.もっとも,機体は大きくても座ってる空間はあいかわらずの広さ(狭さ)ですが・・・(エコノミカルなのでしかたないです).とはいえ,今回はジャンボということで,ついに,MAGICの登場[30].アムステルダムに来るときには,予想外に無MAGICで呆然(否,愕然)としましたが,帰りはゆっくりと映画を見てすごすことができます.さて,これから10時間以上の長距離移動の開始です.まずは,ジュース支給[31].

 
[30]登場 [31]ジュース(の跡)

その後,しばらくして夕飯が支給.ベジタリアン[32]と一般[33]が渡されました.この時点で,現地時間夜10時くらい.ご飯食べ終わったころに,やっと,映画が開始されました.1本目はリクルートを視聴.リクルート終了で1時間以上経過.やはり,MAGICがあると助かります.2本目の映画(これ,途中であきてきたので,途中から,この原稿を書き出しています...).と,すると,ついに,機内が真っ暗になりました.お寝むの時間のようです.それでも,私は時差ぼけ解消対策のため徹夜の予定です

 
[32]なんちゃってベジタリあん [33]一般

ただいま,現地時間で夜中の1時頃ですが,日本時間では朝7時30分です.これからフル稼働で一日が始まる計算です.と思っていたら,げっ,機内がついにまっくらになりました[34].キーボード内二区逸す(なんのミスタイぷ?)そうか,こういうときに,例のUSBから電源とって手元を明るくしてくれるミニ電灯が役に立つのか.これは買いです.さっそく,次回の渡航前には入手するようにいたします.

[34]怪しいVAIO(写真下)

あとは,もう,ひたすら座っているだけでした.やはり,帰るときは,もう抜け殻状態です.ジャンボは規定通りに成田に到着.成田から,また,シャトルバスに乗って,羽田へ移動します.このあたりは,最初の経路の逆です.ふ〜っ.最後はエアバスに乗って青森へ向かいました,そして,五所川原.ということで,今回は中欧渡航記として,チェコ(プラハ)とポーランド(クラクフ,アウシュビッツ,ワルシャワ)の渡航記録を報告させて頂きました.最後まで読んでいただきありがとうございます.現時点(2003/09/19)では,次回の渡航は台湾(台北)の予定となっております.台湾への渡航はこれで2度目となりますが,今度もまた,渡航記を書き上げる予定でおります.そのときには,またご覧いただければ幸いです.それでは,今回は,これにて失礼いたします...

[35]帰宅か・・・

 


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