看護福祉学部は1993年に開設され、以来、保健、医療、福祉の現場で多彩な職種と連携する総合的ヒューマンケアの専門職を養成してきました。看護学科と臨床福祉学科が一緒に学ぶ科目があるほか、卒業後も同窓会、看護福祉学会で活発な交流が続きます。
2009年度より、これまでの基礎分野、専門分野に加えて在宅看護や、広い知識と技術を統合して実践につなげるための科目を新たに設置しました。臨地実習にも訪問看護実習がプラスされます。
カリキュラムは病院など施設内での看護、地域における看護、そして住民の健康をサポートする保健を視野に入れ編成、卒業と同時に看護師、保健師の受験資格をダブルで得ることができます。
教員の多くが国内外のケアの最先端で豊かな経験を積んだスペシャリストで、臨床面はもちろん、研究面からの多彩な視点が授業に生かされていることが特徴です。各専門学会の理事や評議員を務める教員も多く、わが国の看護学の最先端も身近です。
| 医学博士 | 4名 |
| 看護学博士 | 8名 |
| 公衆衛生学博士 | 1名 |
| 看護学修士 | 23名 |
| その他の修士 | 4名 |
2年次に3週間、3・4年次は合計990時間に及ぶ病院実習は、札幌市内を中心に最新の医療を実践する第一線の総合病院で行われます。臨地実習がそのまま就職に結びつくケースもこれまで多くありました。また、保健所や市町村の保健センター、学校などで保健師の役割を学ぶ地域看護学実習もあります。
臨地実習は必修。成人看護、小児看護、母性看護、老年看護、精神看護の各実習でそれぞれ3〜4週間にわたって実際の患者さんを受け持つ。
看護師、保健師の国家試験で安定して高い合格率を維持しています。2009年の第98回看護師国家試験では本学新卒合格率97.8%(受験者90名、合格者88名)と、本年も全国平均(89.9%)を上回る好成績をおさめました。また、2009年の第95回保健師国家試験では100%(受験者98名)の合格率を達成しました。

時代のニーズに応えて男子学生も増加中です。同じ看護福祉学部の臨床福祉学科はもちろん、薬学部、歯学部にも男子学生が多数いるので、キャンパスで気後れすることはありません。

学生自らが福祉サービス提供に乗り出し、NPO法人となった「ゆうゆう24」、障がいのある方に本学で学ぶ機会を提供する「オープンカレッジ」など、本学では学部学科を超えたボランティア活動が盛んです。看護学科の学生も多数登録し、活躍しています。
2009年3月卒業生の8割が看護師として大学病院、公立病院を中心とした全国の総合病院に就職しました。このうち65.0%が札幌市内、26.8%が北海道外で活躍中です。
大学院看護福祉学研究科看護学専攻(1997年開設)では、高度な学識と技術をもつ高度専門職業人と同時に、その専門性をわが国の看護学の発展に生かす研究者、教育者の養成にも力を注いでいます。
大学院看護福祉学研究科看護学専攻は、基礎・統合領域4分野(基礎看護学、看護管理学、地域・在宅看護学、感染看護学)と、発達・障害領域6分野(小児看護学、母性看護学、成人看護学、老年看護学、精神看護学、がん看護学)の計10分野が学べ、さらに修士課程から一貫して学びを深められる博士課程も開設しています。
大学院では、全国でもまだ数の少ない専門看護師(CNS)を養成しています。専門看護師は「看護現場において卓越した専門能力をもち、臨床での実践、教育、調整、研究などの働きをする看護師」で、日本看護協会が認定する資格です。現在、10分野で専門看護師がありますが、本学はうち7分野の教育課程が開講されています(内2分野は認定審査申請予定)。また、北海道内では最も早く同協会の認定を受けた認定看護師(CN)教育機関として、本学認定看護師研修センターを設置し4分野において現役看護師の資格取得をバックアップしています。
●は本学がCNS教育課程として開設している分野
▲は教育課程を開講し、認定審査予定の分野
| がん看護 | ● |
| 精神看護 | ● |
| 地域看護 | |
| 老人看護 | ● |
| 小児看護 | ▲ |
| 母性看護 | ● |
| 慢性疾患看護 | ● |
| 感染症看護 | ▲ |
| 急性・重症患者看護 | |
| 家族支援 |
| 皮膚・排泄ケア |
| 緩和ケア |
| 感染管理 ※ |
| がん化学療法看護 |
※平成22年から募集休止
文部科学省に採択された道内4大学(本学、札幌医科大学、北海道大学、旭川医科大学)共同の「がんプロフェッショナル養成プラン」の一環として、本学大学院では「がん専門看護師養成コース」を設置しています。がん専門看護師の養成に加え、道内でがん看護に携わる看護師を対象にした学習会も行っています。