〔研修期間〕

 平成22年12月17日(金)〜19日(日)

〔研修講師〕

  • 戸枝 陽基氏(NPO法人 ふわり)※2日目から
  • 鈴木 直也氏(NPO法人 起業支援ネット)
  • 小田 泰久氏(NPO法人 楽笑)※1・2日目のみ

12/17(金)

「今年の漢字一字」
 アイスブレイクとして、今年一年を振り返る漢字一字それぞれ発表しました。

「職員のミッション」
 世の中の動きを聞いた上で、職業人としてのミッションを考えました。何のために働きたいか20個あげ、それをランク付け・グルーピングし、グループごとに本文としてまとめてそれを絵(心像図)にし、主文「〜したい・でありたい」という風に自分のミッションに一言で表しました。

「職員のライフキャリアレインボー」(小田さん)
 8つの役割に対し、現在の自分はどうか、10年後はどうなっているかをイメージしました。2人一組になって2つだけ質問するという形で共有しました。

「職員のキャリアビジョン」(小田さん)
 この日一日のワークの集大成として自分のミッション、現在・5年後・10年後の職業人としての自分を1枚にまとめました。最後円になってそれぞれに発表し合いました。

12/18(土)

「若さのメリット・デメリット」(小田さん)
 アイスブレイクとして、それぞれの考える若者のメリット・デメリットを書いて発表しました。

「井戸端マーケティング」(鈴木さん)
 地域の人が自然と協働していくグループワークを体験的に学びました。自分の困りごとを持って自己紹介し、その課題解決のためのアイデアを数人から聞き取り、自分の中で一つの解決策をまとめ、それに対して参加者それぞれが自分のできることを書いていきます。地域の方たちと行うことで地域の困りごととそれを解決するための地域の力が同時に分かります。


「ミッションを問い直す」(小田さん)
 前回までの「利用者のライフプラン」等のワークをもとに、利用者・職員・地域のビジョンを総合した地域に必要とされるミッションは何かをまとめました。個人ワークのあと、グループに分かれて「北海道のミッション」をまとめて発表しました。

12/19(日)

「ソーシャルワークの極意」(戸枝さん)
 戸枝さんの考えるソーシャルワークの極意8つについて講演をしていただきました。

「関係者マップ」(鈴木さん)
 今自分たちの事業に関わっている団体をマップに表し、現在の関係性と今後新たに関係を築きたいところなどを追加していきました。自分たちの活動がどれだけの人たちとつながっているか、今後の方向性も一目で見ることができるマップになりました。

「関係者分析」(鈴木さん)
 関係者マップで今後つながりを深めたい・新たにつながりたいと考えている関係機関が、抱えている課題やニーズ、強みや可能性などを一覧にまとめました。

「ソーシャルワークの5カ条」(鈴木さん)
 研修のまとめとして、グループに分かれてソーシャルワークの5カ条を考え、発表し合いました。


「質疑応答と次年度について」(戸枝さん)
 研修全体をとおして、ケースや戸枝さんが仕事をする上で大切にしていることなどそれぞれの疑問に戸枝さんが答えて下さいました。次年度については、事務局等とも話した上でアクションプランを持ったOJT形式の研修として検討しているというお話で終わりました。

 全体の振り返りとして書かれたみなさんの感想から、研修開始当初からの意識の変化が強く感じられました。学んだことを自身だけでなく事業所や地域で実践していきたいと書かれている方も多くいました。また、この研修に参加した方々との出会い・つながりを今後も大切にしていきたいという感想もあり、今年度の研修は終わりましたが、ここからが始まりでもあるのだなと感じる最終回でした。