12月5日に北海道医療大学で2010年度第3回(通算28回)オープンカレッジが開催され、そこに高校生10名が参加しました!
オープンカレッジとは、障がいのある方の「もっと勉強したい!」「もっと新しいことをしたい!」という気持ちを叶える生涯学習の場です。 今回は、オープンカレッジに参加する障がいのある受講生の学習を支援する「学習サポーター」として高校生が参画する実体験プログラムを実施しました。
開校式の様子

今回の授業内容は、体育・家庭科・図工・工作の4つです。
高校生は、受講生が希望した授業に一緒に参加しました。
●工作の様子です
メッセージカード作りです。
午前中は、みんなでサンタクロースやトナカイの衣装に着替えてクリスマスソングをうたいました♪
手拍子をしたり、楽器を使ってワイワイガヤガヤ・・・。
はじめは少し恥ずかしそうにしていた高校生も、受講生の楽しそうな姿を見て思わず笑みがこぼれてしまいました。
高校生もトナカイの格好で、クリスマスソングを歌いました♪似合っています!
午後からは、いつもお世話になっている人へのクリスマスカード作りです。
目移りしてしまうくらいの材料が用意されていたので、みんなどれを使うか迷っているようでした。
高校生はどんなデザインにするか、どんな飛び出す仕掛けにするのかを受講生と一緒に四苦八苦しながら考えていました。
完成したクリスマスカード!受講生さんと高校生が一緒に写った写真が貼られていました☆

●こちらは、図工の様子です
クリスマスツリー作りです。
午前中は、松ぼっくりを使ったクリスマスツリー作りをしました。
土台となる木の板にもフェルトやシールを貼って、松ぼっりくにも小さな星やかざりをつけて出来上がりです!
細かい作業をする受講生さんの様子を、じっと見守っている高校生の姿が印象的です。
少し緊張気味でしたが、しっかりと受講生さんと向き合っている様子がうかがえました。
午後からは、2つのグループにわかれて流木をつかった巨大オブジェ作りをしました。
流木を木に見立てて、そこに松ぼっくりで作ったフクロウが並んでいる作品です。
チームで作った作品に、みなさん大満足でした!

●こちらは、家庭科の様子です
家庭科は「餅つき昔話」ということで、午前中は餅つきの歴史について勉強しました!いろいろな歴史があるお話に受講生さんはしっかりとメモを取っていました。高校生も熱心に話を聞いているようでした。
もちつきの歴史について勉強中・・・。
午後からは、いよいよ餅つきです!
アツアツのもち米を、みんなでついていきます。
受講生さんはとっても上手で、高校生の「うまいですねー!」という声で、さらに力が入っている様子でした。
そのお陰で?予定よりも早く餅が完成。皆で作ったお餅は、とってもおいしくて大満足でした。
完成した餅を食べる高校生たち♪受講生さんとも仲良くなって、笑顔が絶えないひとときでした!

●こちらは、体育の様子です
午前中は屈伸や握力測定、雪かきをまねた砂飛ばしなどを行い、体をあたためました。
体が硬い人や、やわらかい人など・・・
高校生は受講生さんの測定や記録シートの記入をサポートしたり、順番待ちには談笑するなど、すっかり打ち解けている様子でした☆
ちょっとした合間に雑談・・・。一緒にからだを動かすと気持ちいいものです。
午後からは、卓球やバドミントン、バスケットボールやサッカーなど好きな球技を楽しみました。
卓球をして受講生さんに完敗する大学生&高校生チームがあったり、受講生さん&高校生チームで他の人たちと対戦したり、本当にみなさん楽しそうでした!
バスケのゴールを決めて一緒に喜んでいる姿も、とっても素敵な光景でした☆
「やったー!」高校生&大学生チームから点をとった受講生さんもとっても楽しそうでした。

1日を通して、「楽しかった!」「また参加したい!」という嬉しい声をいただきました!障がいを持った方と、こうして関わることで高校生の福祉に対するイメージが少しずつ良いものになれればと思います。
また高校生の中には「障がいを持った方に逆に教えられたことがあった」と答えてくれた人もいました。
以下は、高校生からの感想です(一部抜粋)。
- ● 初めての経験で緊張や戸惑いがあったけど、同じサポーターさんや受講生さんがとても優しくてとても楽しい時間を過ごすことができました。そして福祉についてもっと知りたい!こういった活動にもっと参加していきたいと思いました。
- ● 今まで思っていた「ちゃんと話せない」という思いでしたが、こんなにたくさんお話ができて一緒に行動できて意識が変わり、とても楽しかった。
- ● 今回障がいのある方と一緒に活動したことで、改めて福祉の必要性と大変さの意識が高まりました。また障がいのある方へ自分の気持ちを伝えることの難しさというものを痛感しました。
- ● 障がいのある方とも、きちんと関わろうという気持ちさえあれば彼らは快く受け入れてくれ、誰とでも優しくコミュニケーションをとってくれるんだと思い、大変良い経験になりました。
- ● 私は障がいのある人との交流は今まで全然といっていいほどなかったので先入観がありましたが、実際に交流してみると自分の考えていたものとは違うんだと思いました。私自身が忘れかけていた「あいさつ」を、障がいのある方から積極的に受けたので明日から「あいさつ」を意識して過ごそうと思います。勉強になりました。
今後も、高校生が積極的に参加してもらえるような機会を作っていきたいと思いました。
高校生のみなさん、お疲れさんまでした!
そして、大学生サポーター・オープンカレッジ開校準備委員会のみなさん、あたたかく高
校生を見守っていただき、ありがとうございました!
最後にみんなで記念撮影☆

最後に。。。。
オープンカレッジ終了後、大学生が参加してくれた高校生を交えて交流会を開催してくれ
ました☆
進路のことや、学校生活のことなど・・・いろいろな話をして交流をはかりました!
将来とても有望な福祉の担い手になってくれると嬉しいです☆