8月31日(火)
 本事業の1つでもあります、高校生向けの出前講座を開催するにあたって講師登録の申し込みをしていただいた若手福祉従事者を集めて、事前オリエンテーションを開催しました。平日の夕方ということもあり、全員が集まるということには至りませんでしたが・・・函館や釧路からも来ていただけました。ありがとうございます。

 事業と出前講座の概要説明のあとに、「最近の福祉動向について」ということで林 恭裕先生(北翔大学人間福祉学部)からお話がありました。
 社会福祉基礎構造改革以降、めまぐるしく変わる福祉情勢や高齢化に伴う2025年問題についてお話いただきました。また、地域社会の変化による新たな課題や今後の展望についても改めて学ぶ機会となったと思います。
 専門性や社会政策、地域主体など福祉に従事する人たちに求められることは、たくさんあります。それでも、その魅力をどうやって若い世代に伝えてつなげていくのかは、講師それぞれの思いと熱意に込めてもらいたいと思います。

 次にお話いただいたのは江口 正尊先生(北海道医療大学歯学部)です。江口先生には、授業の組み立て方法や、相手に伝えるノウハウなどをお話していただきました。
 授業開始のつかみの話や先生自身の学生時代のお話に、参加したみなさんは食い入るように聞いていたようです。講師みなさんが、どのような授業を展開していくのかはそれぞれ違ってくると思いますが、その授業で高校生の進路や心を左右するような話ができればと思います。大変なことや苦しいことはあるけれど、それだけではない・それでもこの仕事を続けている理由を多くの高校生に知ってもらいたいと思います。