8月11日(水)-12日(木)に、ふくしWORKIG CAMPを開催しました。 今年は当麻町にある知的障がい者通所施設「当麻かたるべの森」に高校生・大学生・小中学生の29名で行ってきました。

 今回はキャンプに行く前に、参加者同士が緊張しないよう「事前オリエンテーション」を開催しました。事前オリエンテーションでは、参加者同士の自己紹介やアイスブレイクでミニゲームをしたり、昼食のバーベキューの用意や巨大絵本の色塗りをしました。

グループにわかれてミニゲーム
伝言ゲームをしました。完璧に伝わったところも、ちょっとズレてしまったところもありましたが、みんなさっそく盛り上がっていました!

 終了後は高校生と大学生がキャンプ当日に行うグループ対抗のレクレーションの打ち合わせをしました。各グループからでた意見を参考にして、みんなが楽しめるものを考えていきましたが、高校生からも楽しい意見が飛び出し、積極的に参加している姿が伺えました。

高校生と大学生の話し合い
オリエンテーションで交流がはかれたので高校生もリラックスしていました。

 そしてキャンプ当日。あいにくの雨。。。
 行きのバスはグループ同士で座ったりして、和気あいあいな雰囲気でした。
 「当麻かたるべの森」では、障がいを持った方の作業体験として「織り」「木工」「陶芸」「森林整備」に参加させていただきました。みんな必死になって取り組みながら、かたるべのメンバーと関わっていました。

1日目はそのほかに、森の中を探索したり、夕食でバーベキューをしたり盛りだくさんのプログラムでした。けれど雨がひどくて花火ができなかったことが残念でなりません・・・

2日目は、かたるべの森美術館をスタッフの解説付きで見学させていただきました。障がいを持った方の絵画や粘土で作った作品を見て、みんな驚きの声をあげたり、カメラにおさめたりと夢中になっていました。


 そして、みんなが楽しみにしていたレクレーション!レクでは「2人3脚」「ドッジボール」「大なわとび」をおこないました。グループ対抗ということで、みんなは大盛り上がり。高校生と大学生が企画したものが、こんなに盛り上がり、喜んで笑ってくれて本当によかったです。大成功です!

 今回のキャンプでは、高校生が少しでも「福祉」の楽しさや喜びを感じてもらえるよう大学生が中心になって取り組んできました。1泊2日は大学生にとって、高校生・小中学生をまとめたり、企画を進行したりと慌ただしさの連続だったかもしれません。それでも前向きに活動している姿をみると、彼らの感じている「福祉」の楽しさや魅力が高校生にも伝わっていくような気がしました。
 そして高校生もこのキャンプで新たに感じたことがあったようです。
 キャンプに参加してみての「福祉」のイメージを聞いてみたところ 【かっこいい】 【頼りにされる】 【憧れる】 【喜び】 【楽しい】 【魅力がある】 【もっと知りたい】 という答えが返ってきました。
 わずか1泊2日という短期間ではありましたが、高校生の中に前向きな福祉のイメージができたことは、本当に嬉しいことです。 まだまだ歩みはじめた1歩ではありますが、この事業をすすめる上でとても大切で励みになる高校生の声だと思いました。

 最後に。。。。 2人3脚で、大学生まさかの転倒で敗退。

 みなさん、本当に参加していただきありがとうございました!そして、おつかれさまでした!