7月31日(土)・8月1日(日)に、本事業の創設記念フォーラム「若手福祉従事者キックオフイベント」が旭川と札幌で開催されました。
今回のイベントは全道の福祉従事者に本事業を知ってもらうことと、その取り組みに一緒に参画していただきたいという趣旨で開催しました。
今回のフォーラムで基調講演を務めていただいたのは、社会福祉法人むそう理事長の戸枝陽基さん(愛知県)です。
アメリカ・ノースカロライナ州アルバマーレのグループホーム等の実績を紹介していただきました。アルバマーレは人口1万6千人ほどの小さな町ですが、自閉症の人たちが地域で生活していくことを理解して、支えていくのに協力的な様子をお話しいただきました。
その取り組みもさることながら、そこで働く職員に対する訓練や研修などの人材育成方法の豊かさに驚きました。自分に求められるスキルと業務・責任が理解できるような仕組みは、非常に有効なものであると感じました。
そのほかにも、高齢・介護福祉と障がい福祉の今後について各世代の取り組みや思いについてのトークセッションも開催しました。
福祉の仕事を目指しているまっすぐな思いを持った大学生もボランティア活動の取り組みを熱心に話してくれました。
そして働いていく中で感じる自分の役割や利用者への思い、一方で悩み葛藤している20代−30代。
管理職の立場から職員の人材育成と向き合っていたり、地域やまちづくりに取り組んでいる40代−60代。新たな世代へのメッセージを、じっくりと語っていただきました。
トークセッションに参加していただいたのは、以下の方々です。
「北海道の新たな未来のふくしのカタチ。がちんこトークセッション」@旭川会場
- ・20代 伊藤 大介氏(社会福祉法人旭川富好会 たいせつの郷)
- ・30代 小野 尚志氏(留萌圏域相談支援センターうぇる
- ・40代 川村 聡恵氏(NPO法人旭川フレンドハウス)
- ・50代 安倍 信一氏(特別養護老人ホーム 慈光園)
- ・60代 横井 壽之氏(社会福祉法人当麻かたるべの森)
- ・教 員 白戸 一秀氏(旭川大学保健福祉学科コミュニティ福祉学科)
「高齢・介護福祉におけるトークセッション」@札幌会場
- ・20代 長谷川 優氏(北海道医療大学看護福祉学部4年)
- ・30代 大野 博之氏(岩見沢市地域包括支援センターほろむい)
- ・40代 松本 剛一氏(札幌シニア福祉機構)
- ・50代 三瓶 徹氏 (北広島リハビリセンター特養部四恩園)
- ・教 員 石川 秀也氏(北海道医療大学看護福祉学部臨床福祉学科)
「障がい福祉におけるトークセッション」@札幌会場
- ・20代 田中 耕平氏(北星学園大学社会福祉学部4年)
- ・30代 大原 裕介氏(NPO法人当別町青少年活動センターゆうゆう24)
- ・40代 戸田 健一氏(千歳市障がい者総合支援センターChip)
- ・教 員 杉岡 直人氏(北星学園大学社会福祉学部福祉計画学科)
研修会のあとは、参加者のみんなで懇親会です♪
いろいろな方との交流ができることもあって、多くのみなさんに参加していただきました!
実は懇親会では、結構いろいろな話が聞けたりします。とくに大学生は戸枝さんの話を熱心に聴きにいっているようで、戸枝さんのまわりには、たくさんの大学生が集まっていました。
たくさんの方たちに興味・関心を持っていただけたようで、イベント終了後も嬉しい反響をいただいています。ようやく一歩を踏み出したわけですが、たくさんの方たちと一緒にこの事業を発展させていけたらと思いました。こんなに多くの方たちが福祉に希望を持って諦めずにいるんだと感じました。
参加していただいた方々、本当にありがとうございました。
最後に。。。。
今回のイベントの札幌会場になった北星学園大学のみなさんと、トークセッションに登壇していただいた千歳市障がい者総合支援センターChipの戸田健一さん(後列左から2番目)です。
また旭川会場では旭川大学の白戸一秀先生をはじめ、たくさんの先生方にご協力をいただきました。みなさん、本当にありがとうございました!