がん看護コース研修
緩和ケアリソースナース養成プログラム研修会

 平成28年8月20日(土)13:30から札幌サテライトキャンパスにおいて、文部科学省選定 がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン がん看護コース 緩和ケアリソースナース養成プログラム学生支援事業によるOCNS事例検討会を開催しました。OCNS事例検討会は、今年度も北海道専門看護師の会の共催のもと開催しています。今回のテーマは「OCNSの役割開発 CNSとしての実践~がんの告知を受けた患者への看護~」で、参加者はCNS、CNSコース大学院生および修了生を合わせて17名でした。事例提供は、小樽協会病院のがん看護専門看護師 佐藤いづみさんでした。
 佐藤さんが専門看護師の認知度が低い環境の中、外来というフィールドで組織に活用されるために取り組まれてきたプロセスをお話しして下さいました。また、意思決定の準備が十分に整っていなかった患者の治療選択に関する意思決定支援の実践を事例として提供頂きました。提供頂いた事例について、グループワークを通して積極的な意見交換が交わされ、参加者は、事象について理論を用いて紐解き、コミュニケーションスキルを使って意図的に関わることの大切さを学ぶことができました。
会場写真 会場写真

〜アンケートより〜
  • 実際のCNSの活動事例を知ることができ、CNSの役割や活動、実際、病院などでの活動を学習する機会となった。
  • 他CNSの関わりを検討することで、多くの気づき、学びがあり、今後の自分の実践に役立てられると思った。
  • 普段、臨床で時間をかけて事例検討することも少なく、意見もあまりで出ないことが多いが、今回はグループワークで様々な意見を聞くことができ、CNSの先輩方の意見を多く聞けた。
  • 他の方の実践を元にディスカッションすることによって深めることができ、アセスメントの学びとなった。