がん看護コメディカル研修 緩和ケアリソースナース養成プログラム研修会を開催

 今年度、第一回特別セミナーは平成28年7月6日に開催されました。近年、がん看護専門看護師を目指す方々は、「働きながらの就学はできるのか?」、「学費以外にはどのくらいかかるのか?」といったさまざまな不安を抱えつつ受験を考えています。そこで、本学独自のがんプロフェッショナル養成基盤推進プラン事業として、就学前に就学中の状況や修了後の勤務方法などについて、先輩からの生の声による情報収集の機会を持ち、就学支援を積極的にサポートするためにこのセミナーを開催しています。
 今年度も、昨年度同様に本学看護福祉学研究科の共催のもと、本学札幌サテライトキャンパスにおいて開催されました。本学の看護福祉学研究科の沿革、教育方針やコース、教育内容と履修に関する説明を用いて説明され、実施され、後半、がん看護専門看護師コースの受験者に対する特別セミナーが開催されました。
 今回は、勤務の都合により1名が欠席となり3名の参加者と本学がん看護CNSコースの在籍者3人、CNSとして活動している修了生1人、教員2名の計9名での開催となりました。話題は、“受験の準備”、“就学後の学業や学生生活について”が主題となり、活発な情報交換となっていました。参加者は大学院受験にチャレンジしたい気持ちがある一方で、職場や家庭の協力を得るための具体的方法が見つからず、迷いもあるようでしたが、今回のセミナーで在学生や修了生に自分に無理のない方法を見つけることや助言を得ることができていたように思います。
 このように、CNSを目指す受験希望者ががん看護CNSや、現在、大学院在籍者と直接身近に交流できる場を設けられるのもがんプロフェッショナル養成基盤推進プランの成果ではないかと考えています。今後も、CNSコース入学を考えている方々に、このような機会をとおしてCNSへの道をサポートするとともにCNSの啓発にも取り組みたいと考えています。
会場写真 会場写真

〜アンケートより〜
  • 在学生の経験した話や卒業された先輩方の話は参考になった。
  • チャレンジしたい気持ちの方が強いので前向きに考えたいと思う。
  • 現実的なこと(就業しながら学業可能かであるか等)がよりイメージできた。
  • 学業のハードさが理解できた。