がん看護コース研修
緩和ケアリソースナース養成プログラム研修会

 平成27年10月17日(土)13:30からACU中研究室(1205)において、文部科学省選定 がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン がん看護コース緩和ケアリソースナース養成プログラム学生支援事業によるOCNS事例検討会が、 北海道専門看護師の会共催のもと開催されました。
 今回のテーマは「OCNSの倫理調整」で、参加者はCNS、CNSコース大学院生および修了生を合わせて10名でした。 事例提供は、東札幌病院の納谷さくら がん看護専門看護師で出血による急変のリスクが高い頭頸部がん患者さんと不安の強い家族に対して、 どのようにアドバンス・ケア・プランニングを進めていくかについて2つのグループにわかれ検討がされました。
 ディスカッションの中から、意思決定能力のある患者であってもDNRの確認をとることの難しさや、 意向が変化することも考慮する中でどのように確認したらよいのかなどが話し合われました。 参加者ひとりひとりが、自分も出会うであろう事例として、それぞれの環境の中でどの様に対応していくのが良いのか率直な話し合いがされていました。
会場写真 会場写真

〜アンケートより〜
  • 倫理に関しては臨床の様々な場合で起こるので、今回は心肺蘇生について学ぶことが出来ました。
  • 倫理、意思決定といっても色々な場面があるんだなーと思った。事例によって対応の仕方を変えたり、適切なタイミングを逃さないようにしていかないといけないなと思った。
  • 自部署でも起こりうる事例で、今後どうしたら良いか、自分はどのように考えるか、など考えるきっかけになりました。
  • 考えさせられる事例でした。皆様の意見を聞けてよかったです。
  • 患者と家族の意向は、確認のタイミングがあり、それを見計らうスキルが必要であることと、コミュニケーションの大切さを理解できた。