がん看護コース研修
緩和ケアリソースナース養成プログラム研修会

 平成28年2月27日(土)13:00から、北海道医療大学札幌サテライトキャンパスにおいて、 文部科学省選定 がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン がん看護コース緩和ケアリソースナース養成プログラム学生支援事業によるOCNS事例検討会が、北海道専門看護師の会共催のもと開催されました。
今回は、「OCNSのコンサルテーション〜コンサルテーション事例の振り返りを通してOCNSの役割開発を図る〜」をテーマに、 市立札幌病院 がん看護専門看護師の松山茂子さんに事例提供していただきました。参加者はCNSやCNSコース修了生、大学院生の合計10名で、 参加者全員で、コンサルテーションのプロセスを一つずつ確認しながら、ディスカッションする形式で進行しました。
松山さんが実際に対応したコンサルテーション事例の内容でしたが、コンサルテーションのプロセスごとに区切って発表していただき、 プロセスごとに参加者は自分だったら相談内容をどうとらえるか、アセスメントすべきことや必要な情報は何か、 又その理由も述べるといったこれまでの事例検討とは一味違うディスカッションとなりました。参加者自身の思考や意図を言葉にし、 その思考を聞くことで、アセスメントの視点の多様性や方略の拡がりなど、CNSの役割の奥深さを学習することができました。
普段は、CNSの思考について詳細に聞くことができる機会はほとんどありませんが、お互いの考えの意図まで出し合うことで、 リソースとして活用されるために必要な幅広い思考過程を実感できる事例検討となりました。
会場写真 会場写真

〜アンケートより〜
  • 様々な思考があり、皆さんの意見を聞けて学びになりました。
  • 日々の看護を振り返ることができた。
  • コンサルテーションとは何かについて考え直す機会になった。
  • 役割を開発していくにあたり、自分が少し悩んでいる時期でした。他のCNSがどのような取り組み(役割開発にむけ)をされているのか、参考になる部分も多かったです。
  • 普段実践しているコンサルテーションのアセスメントに関する視点の拡がりを学んだ。
  • 皆で話し合う時間が多く取れたのが良かった。