地域がん医療薬剤師養成基礎講座を開催

会場写真
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11月14日(金)18:30からACU中研修室において、文部科学省選定 がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン インテンシブコース「地域がん医療薬剤師養成基礎講座第2回」シンポジウムを開催しました。今回は、緩和ケアにおけるチーム医療をテーマに企画しました。東札幌病院の緩和ケアチームのメンバー3名に実践例をご紹介いただきました。
まず、病院長の照井健先生より、病院の概要と悪性腫瘍に係わる専門病院の基準などをご紹介いただきました。その後、東札幌病院における緩和ケアの現状や理念・基本方針、チーム医療における役割分担、最後に症例を分かり易くお話しいただきました。次いで、緩和ケア認定看護師 青田美穂看護課長から、緩和ケア病棟の役割や現状、看護師の役割と実践内容についてお話しいただきました。最後に、緩和薬物療法認定薬剤師 和泉早智子係長は、緩和医療で期待される薬剤師の役割(薬剤の適正使用評価、薬剤情報提供など)について説明し、具体例としてフェンタニル口腔粘膜吸収剤(アブストラル)について、使用のための手引書作成について解説し、最後に症例やQ&Aについて分かり易く紹介されました。
いずれのシンポジストも、緩和ケアを実践するためにはチーム医療が不可欠であることや、それぞれの職種の役割が重要であることを述べられ、非常に参考になる内容でした。
〜アンケートより〜
  • 具体的な緩和ケアについて聞けて、参考になった。
  • 東札幌病院のルールみたいなものが話されていたり、病棟紹介の写真を見ることが出来て、他の病院の様子がわかった。
  • アブストラルは採用されているが、使用したことがないのでわかりやすくてよかったです。
  • アブストラルの手引書はわかりやすかった。
  • フェンタニルレスキュー製剤について使用している実際を知ることができた。
  • 1人1人の患者さん、家族との出会い、関わりを大事にしていこうと思った。