第2回地域がん医療薬剤師養成基礎講座を開催

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 11月13日(水)18:30からACU中研修室において文部科学省選定 がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン 地域がん医療薬剤師(インテンシブ)コース「地域がん医療薬剤師養成基礎講座第2回」シンポジウムを開催しました。今回は、緩和ケアにおけるチーム医療をテーマに企画しました。札幌南青洲病院の緩和ケアチームのメンバー3名に実践例をご紹介いただきました。
 まず病院長で緩和ケア科の四十坊克也先生より、病院の概要を紹介いただきました。その後、札幌南青洲病院における緩和ケアの現状や理念・基本方針、チーム医療における役割分担について分かり易くお話しいただきました。次いで緩和ケア認定看護師須藤純子病棟師長から緩和ケア(ホスピス)病棟の役割や現状、緩和ケアチームスタッフの紹介や看護師の役割、具体例についてお話しいただきました。最後に緩和薬物療法認定薬剤師沖中厚介先生は、緩和ケア(ホスピス)病棟における薬物療法と薬剤師の役割(検査データ確認、持参薬チェック、自宅退院に向けた薬剤調整など)について説明し、具体例を分かり易く紹介されました。いずれのシンポジストも緩和ケアを実践するためにはチーム医療が不可欠であることや、それぞれの職種の役割が重要であることを述べられ、非常に参考になる内容でした。

〜アンケートより〜
  • チーム医療(ホスピス病棟における)を学べた。
  • ホスピス目的で転院する立場の病院として、事前に確認しておくこと、意識しておくべきことがわかった。
  • 具体的な症例を聞く事ができた。ホスピスとは・・・という事を知ることができた。
  • 薬剤師のこまやかな役割がわかり、感動した。
  • それぞれの立場や職種は違っても、患者さん、家族のため、同じ方向を見ることで、チーム力をもっと高めることができると感じた。
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