第1回地域がん医療薬剤師養成基礎講座を開催

会場写真
 9月5日(木)18:30からACU中研修室において文部科学省選定 がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン 地域がん医療薬剤師(インテンシブ)コース「地域がん医療薬剤師養成基礎講座第1回」シンポジウムを開催しました。今回は、がん化学療法におけるチーム医療をテーマに企画しました。北海道がんセンターの化学療法チームのメンバー3名に実践例をご紹介いただきました。
 まず腫瘍内科佐川保医長は、専門医に求められている具体的な業務内容などについて説明された後、チーム医療における役割分担や必要性、得られる効果などについて具体例を交えながらお話しされました。次いで外来治療センター高橋由美副師長から外来化学療法室の現状やがん化学療法における看護師の役割(安全・確実・安楽に行われる事を支えること)などについての説明がされました。最後に薬剤科玉木慎也製剤主任は、北海道がんセンターにおける化学療法の現状を薬剤師の役割(正確・確実な抗がん剤調製、レジメン管理、服薬指導、臨床試験)から具体的に紹介されました。いずれのシンポジストもがん化学療法を有効に運用するためにはチーム医療が不可欠であることや、それぞれの職種の役割が重要であることなどを述べられ、非常に参考になる内容でした。

〜アンケートより〜
  • チームでの取り組みの実際を、各職種の立場から理解する機会となった。
  • 自分の中でチーム医療というところで、化学療法チームや緩和ケアチームなど所属していて中心に活動していますが、進め方では悩む事が多く、今回のシンポジウムで少し道が開けたと思っています。
  • それぞれの立場からの役割や多職種連携など、専門性を生かしてどう関わっていくかなど、分りやすく明確であった。
  • 多職種とのコミュニケーションを自ら取りに行ってみたいと思う。まず自分が行動することが大切だと思った。
会場写真会場写真