第3回目がん看護コメディカル研修 緩和ケアリソースナース養成プログラム研修会を開催

会場写真
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 北海道専門看護師の会(がん看護領域)と緩和ケアリソースナース養成プログラム学生支援事業の共催による、第3回OCNS事例検討会を平成25年11月30日(土)に開催しました。参加者はCNS、CNSコース修了生、今後受験を考えている看護師を含む9名でした。今回はOCNSの役割開発をテーマに札幌医科大学附属病院のがん看護専門看護師である小野聡子さんからOCNS2年目の活動状況について報告がありました。これまでどのように役割開発を行ってきたのか、その過程を踏まえ活動の評価と組織から期待されている活動の可視化をどう進めていくとよいかを2つのグループに分かれディスカッションしました。
 参加者からは、「実際にCNSがどのような活動をしているのか、自らの役割開発についてどのように考えているのかを知ることができた」「役割開発について学ぶ機会がなかったので、これからどのように活動していくか、大学院で学んでいくか参考になった」「経験豊かなOCNSの話が聞けてグループワークでもいろいろな視点に気づかされた」などの感想が聞かれました。ディスカッションの過程で、看護の質の評価を可視化するための方法としてDonabedianの医療の質の評価(構造、過程、結果の3つの要素)が紹介され看護管理の分野では知られている方略についても学ぶことができました。change agentであるCNSは何が変化したのかを、看護師だけでなく他職種の人々に理解してもらえるように評価・提示することが重要であることを再認識しました。

〜アンケートより〜
  • 自分の実践の振り返りにもなった。
  • 当院にはCNSがいないので、CNSさん達がどんな風に考えて活動しているのかとても勉強になりました。
  • CNSとして、今後の活動について、理解できた。少し難しかったが、今後、学習に役立てたい。
  • 管理の視点の大切さをわかった。