11月13日（火）18:30から文部科学省がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン　インテンシブコース「第2回地域がん医療薬剤師養成基礎講座」をACU中研修室で開催いたしました。札幌北楡病院小児思春期科部長小林良二先生より「小児血液腫瘍性疾患治療の現況」のタイトルでご講演いただきました。本講演では、まず小児がんの頻度、初発入院数の推移、小児白血病の生存率などについて自施設での経験を基に分かり易く解説されました。次に小児血液腫瘍性疾患治療の実際について、レジメンや実例を紹介しながら詳しく述べられました。最後に、小児がん治療の問題点として1.再発、2.二次性癌、3.成長の問題（身体面、精神面）、4.不妊の問題、5.脱毛を取り上げました。データが非常に少ない小児がんの薬物療法については、薬剤師の役割が今後益々重要になると思われますが、大変参考になる内容でした。