第2回目がん看護インテンシブコース研修を開催

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 2012年3月3日(土)、4日日(日)の二日間にわたり、がん看護インテンシブ研修final「ELNEC-J in 北海道」を開催いたしました。
 ELNEC(End-of-Life Nursing Education Consortium)は、エンド・オブ・ライフ・ケアを提供するにあたって必要な基本的知識を教育するためのプログラムです。現在は世界各国で 翻訳され普及しています。ELNEC-Jは、2011年にこのプログラムを日本の現状に合わせて修正したプログラムであり、今回が道内初の開催となりました。応募を開始した直後から申込や問い合わせが多数あり、このプログラムに対する関心の高さを感じました。当日は、定員60名を超える75名に参加頂きました。内容は、10個のモジュールM1:「エンド・オブ・ライフ・ケアにおける看護」M2:「痛みのマネジメント」M3:「症状マネジメント」M4:「エンド・オブ・ライフ・ケアにおける倫理的問題」M5:「 エンド・オブ・ライフ・ケアにおける文化への配慮 」M6:「コミュニケーション」M7:「喪失・悲嘆・死別」M8:「臨死期のケア」M9:「高齢者のエンド・オブ・ライフ・ケア」M10:「質の高いエンド・オブ・ライフ・ケアの達成」から構成されております。
 各々のモジュールは講義に加えディスカッションやロールプレイなどの演習からなる参加・体験型のプログラムです。講師・ファシリテーターはELNEC-Jの指導者研修を修了したがん看護専門看護師・認定看護師・大学教員などが担当しました。二日間という長丁場ではありましたが、参加した方々から、「系統立てられていて理解しやすかった。断片的に学んでいたので統合された感じがします。」、「伝えて広めていきたいことばかりでした。他の施設の方と話すきっかけを多く作って頂いたこともよかったです。」、「経年数の多い方とロールプレイをさせて頂いて、とても参考になりました。いろいろな方の話も聞けて刺激的でした。また参加したいです。」、「講義内容も体験談を用いながらだったので、理解しやすかったです。」、「道内多くの看護師が受講できるよう、道内各地で開催して頂きたいです」などたくさんの感想をいただきました。ありがとうございます。
 5年間、開催してきたインテンシブコースは今回で終了となります。最後の企画としてELNEC-Jプログラムを開催できたことを嬉しく思うとともに、5年間の皆様のご協力に心より感謝申し上げます。
内容に関しての満足度

図 : 本プログラムの内容は、あなたの期待をどの程度満たしましたか。

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