第1回 多職種で学ぶ緩和ケア教育セミナー final in 北見を開催

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 8月20日(土)、21日(日)の二日間にわたり、がん看護インテンシブ研修「多職種で学ぶ緩和ケア教育セミナー final in 北見」を、北見日赤病院のご協力のもと開催いたしました。この研修会は、日本ホスピス緩和ケア協会のプログラムに基づいた、がん医療に関わるすべての職種を対象とした多職種参加型の研修で、札幌、帯広、函館、釧路と各地で開催してまいりましたが、今年の北見開催が5年目のファイナルとなります。当日は、看護師(訪問看護ステーションの看護師が多数)・薬剤師・ソーシャルワーカー・理学療法士、栄養士の方など、北見・旭川・釧路地域からも参加頂き、募集定員を超える49名の参加がありました。3分の1の方は知人や先輩から薦められ参加したという事で、この研修会が定着してきたことを感じました。
 講師およびファシリテーターは、道内各地で緩和ケア臨床に携わっている医師、看護師、薬剤師、医療ソーシャルワーカーで、多職種で構成されています。セミナーは、疼痛緩和、コミュニケーション、家族のケア、地域連携をテーマにスモールグループディスカッションやロールプレイを通して進行されました。二日間という長丁場ではありましたが、参加した方々から、「全て臨床に生かせる内容で大変勉強になりました」「机のない参加型セミナーははじめてだった。日頃お話することのない他の病院の方など、他職種の方が介入することで、色々な側面から考えることができて大変勉強になった。」「次回も参加したいと思う研修だった」「また地方で開催してほしい」「患者や家族が今何を問題としているか、どういうケアが必要か、グループワークやロールプレイなどを通じていろんな意見を聞くことができ、すごく勉強になった。また、コミュニケーションの難しさを感じていたが、聴くことからはじめ、患者や家族に寄り添える関わりをしていきたいと感じた。」などの感想をいただきました。また、講師・ファシリテーターの先生達からも、「毎回、顔があり、学びがあり、喜びがあり、驚きがありました。このセミナーが更に豊かな形になることを祈願しています」「がんプロの多職種研修が終了してしまうのは寂しい。がんプロが終わっても何か別の形で多職種研修を継続していきたい」という温かいお言葉を頂きました。開催者としてもオール北海道の力を感じ勇気を頂いた研修でした。皆様のご協力に感謝します。ありがとうございました。
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