第4回目がん看護専門看護師養成プログラム学生支援事業を開催

会場写真
 平成24年1月28日(土)、北海道専門看護師の会(がん領域)と共催し、OCNS事例検討会を開催しました。今回の事例検討会は「CNSとしての実践」をテーマとして、平山さおりさん(KKR札幌医療センター がん看護専門看護師)、小野聡子さん(札幌医科大学付属病院)に事例提供をして頂きました。
 平山さんは、抑うつ状態で希死念慮が強くスピリチュアルペインを強く表出しているがん患者への看護の実際を説明し、外来-入院-在宅を包括した看護の継続や家族アセスメントの重要性を示してくれました。小野さんは、進行がんと診断された直後で不安定な精神状態にあり疼痛コントロールに難渋したケースへの関わりを説明し、臨床で生じている問題を参加者で話し合いました。
 CNSの実践は、複雑で対応困難な患者や家族を対象とするため、参加者から「OCNS同士の事例検討はとても参考になる」等の意見があり、ピアサポートの機会が重要であることを実感しました。