第2回目がん専門薬剤師養成基礎講座を開催

会場写真
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 2月26日(土)14:00から札幌全日空ホテルで開催された文部科学省がんプロフェッショナル養成プラン インテンシブコース「がん専門薬剤師養成基礎講座第2回」は、45名の参加者があり、非常に好評であった。今回は、がん専門薬剤師に関するシンポジウムとして企画した。テーマは「がん専門薬剤師養成の現状と活動の実際」として開催した。まず最初に、日本病院薬剤師会理事でがん専門薬剤師部門長をされている江口久恵先生(四国がんセンター薬剤科長)に、がん専門薬剤師養成の現状についてご講演いただいた。その後、がん専門薬剤師活動の実際について北海道大学病院久保田康生先生と国立がん研究センター東病院松井礼子先生からそれぞれご報告いただいた。江口先生の講演では、がん専門薬剤師が日本医療薬学会に移行された現状や今後の予定が紹介され、今後がん専門薬剤師の担う役割が提示された。また、最後に新しく立ち上がった「臨床腫瘍薬学研究会」に関する紹介があった。久保田先生の講演では、キャンサーボードへの参画や実際の業務内容についての紹介があった。松井先生の講演では、経口抗がん剤に対する関わりや薬剤師外来の紹介などがあった。いずれの講演からも、がん専門薬剤師の役割が今後益々重要になることが伺われ、参加者が大変参考になる内容であった。
〜受講者アンケートより〜
  • がん治療を中心とした施設のがん専門薬剤師の実際の業務がどのような内容なのかが理解できた。
  • 専門薬剤師制度について少し理解ができた。実際に活躍されている先生の話をきくことができて為になった。