第2回目がん看護インテンシブコース研修を開催

会場写真
 2010年09月05日(日)、淀川キリスト教病院 がん看護専門看護師 田村恵子先生を講師にお招きし、事例検討会「事例を通して学ぶスピリチュアルケア」が、kanwa-n-net(北海道緩和ケアに携わるナースのサポートネットワーク)との共催で開催されました。
 研修では、田村先生からのスピリチュアルケアについての講義、次に、宮城県厚生協会坂総合病院 緩和ケア認定看護師の関澤奈緒巳氏から事例提供があり、10グループに分かれて事例検討を行いました。 事例検討では、「いのちが短くなっている気がする」「こんな気持ちのまま死にたくない」という患者の訴えに対して、看護師がどのように患者に向き合っていくかが一つの検討事項としてあげられました。グループごとで事例の理解を深め、私たちだったらこう考える、こう関わるといった具体的なケアについての様々な意見が交わされました。
 参加者からの評価として、スピリチュアルケアについて学ぶことが初めての参加者も多かったのですが、 「スピリチュアルケアについて学ぶのは初めてであったので、とても勉強になった。」「日々困っていることへのヒントをえられた。」、「自分が実際にその場にいたら、どうしただろうかと振り返る機会となった。」「自分では思いつかない視点に気づかされた。」などの意見をいただきました。
 今回の企画は、2008年度に引き続き2回目の開催ですが、本年も応募をこえるたくさんの参加申し込みがあり、 現場でのスピリチュアルケアへの関心の高さを実感しました。スピリチュアル/スピリチュアリティという言葉をてがかりに、“相手に関心を寄せて居合わせること”を大切にしながら日々実践していきたいと思いました。
内容に関しての満足度

図1 全体を通して今回の研修は
期待どおりでしたか?

会場写真