第3回目がん看護コメディカルコース研修を開催

会場写真
 平成22年11月20日(土)、第3回がん看護専門看護師養成プログラム学生支援事業として学習会(事例検討会)を開催しました。
 今回は、がん看護専門看護師を志す約12名が参加し、遠藤佳子さん(東札幌病院)の提供による「実践」事例と、二井矢ひとみさん(東札幌病院)の提供による「コンサルテーション」事例の2つの事例を検討しました。ディスカッションを通して、実践事例では、病態のアセスメントと治療について詳細に記述することの必要性を再認識しました。そのうえで、事例全体を通して、OCNSとして問題をどのようにとらえてどのような目標をもって介入していくかということを再確認しました。また、コンサルテーション事例では、コンサルテーションのタイプを再確認し、ケースとコンサルティのアセスメントを行なったうえで、目標設定し介入することを再確認しました。また、親を亡くす子どもへの支援はスタッフナースでは関わりが難しい事例であり、OCNSとしての介入が必要であり、子どもの発達と死の捉え方に応じた関わり方について情報交換しました。
 2つの事例を通して、状況をどのようにアセスメントするのか、OCNSとしての介入の目標をどのように設定するのかの判断が重要であると学びました。