第5回目がん専門薬剤師養成基礎講座を開催

会場写真
 1月20日(水) 18:30 から開催された専門薬剤師インテンシブコース「がん専門薬剤師養成基礎講座」第5回は札幌医科大学医学部泌尿器科 橋本浩平先生を講師とし、『泌尿器科領域におけるがん治療の現状』と題して講演され、47名が参加した。 講演では、 泌尿器領域のがん治療に関して、 1.腎細胞がんの免疫療法と分子標的薬、2.尿路上皮がんの抗がん化学療法、3.前立腺がんのホルモン療法の3つに分けて最新の治療法を中心に分かりやすく解説された。 特に近年がんに対する新しいアプローチとして注目されている分子標的薬については、泌尿器領域における現状や新しい治療について紹介し、高頻度に起こってくる有害事象については更なる注意が必要であることを強調された。このような新しい治療法に対し、薬剤師の果たすべき役割は今後の重要課題である。 日々、 進歩し続けるがん化学療法について現状を理解できる、 大変充実した内容であった 。
〜受講者アンケートより〜
  • 分子標的薬がメインで用いられる腎細胞癌ですが、副作用のケアが非常に重要であると感じました。薬剤師として現場でより関わりを持って対応していこうと思いました。
    (30代病院薬剤師)
  • 興味深く、しっかり学べた。根本からの説明でよかった。日常の処方から、このような話を思い出して臨床につなげたい。
    (20代病院薬剤師)
  • 本日のような内容で他領域(婦人科、消化器科etc)の腫瘍についても網羅できるよう継続的に開催して頂きたい。
    (30代病院薬剤師)