第2回目がん専門薬剤師養成基礎講座を開催

 7月15日(水)18:30 から開催された専門薬剤師インテンシブコース「がん専門薬剤師養成基礎講座」第 2 回は本学看護福祉部 小林正伸教授を講師とし、『がんの生物学から治療へ〜Bench to Bedside〜』と題して講演され、56名が参加した。 講演では、がんに関する新しい概念として、 がんの増殖や抗がん剤の有効性の Key になることが示唆されている『がん幹細胞』や、それらを取り巻く微小環境の、がん細胞増殖における意義について、 分子生物学的知見から分かりやすく解説された。また, 近年がんに対する新しいアプローチとして注目されている分子標的薬や再生医療、がんの特性を遺伝子レベルで得ることができるマイクロアレイ解析などを中心に、がんに対する新しい治療について紹介された。 日々、進歩し続け、複雑な学問形態として成立しているがんの分子生物学的な特性をどのように臨床医療に応用されているかを理解できる、大変充実した内容であった。
〜受講者アンケートより〜
  • 幅広い分野について細胞・分子レベルの話を聞く機会は他になかなか無いので非常に良かったです。
    (30代病院薬剤師)
  • 新聞など部分的に記事を読んでもいまひとつわからなかった、新しい分野をわかりやすく聴くことができて感謝しています。
    (40代調剤薬局薬剤師)