第1回目がん専門薬剤師養成基礎講座を開催

会場写真
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 5月20日(水)18:30から開催されたがん専門薬剤師インテンシブコース「がん専門薬剤師養成基礎講座」第1回は、50名定員のところ90名の参加者があり、非常に好評であった。本講座は、がん専門薬剤師を目指す薬剤師(社会人および大学院生)を対象に、専門薬剤師の果たすべき役割の理解とモチベーション・基礎知識の向上を目指して一昨年より開講している。
 演者の遠藤一司先生(国立がんセンター東病院薬剤部長、日本病院薬剤師会副会長、本学客員教授)は、「がん化学療法チームにおける薬剤師の役割」と題して講演された。その中で、抗がん剤の副作用対策において薬剤師が役割を発揮すべきであることやがん医療の臨床現場では引き続きがんに精通した薬剤師が求められていることなどについて述べられた。また、国立がんセンター東病院における専門薬剤師たちの取り組み例やレジデント薬剤師制度などについても紹介し、これからの薬剤師ががん医療にどのように関わるべきかについて展望を述べられた。参加者が大変感銘を受ける内容であった。