第4回目がん専門薬剤師養成基礎講座

 1月21日(水)に開催されたがん専門薬剤師養成基礎講座第5回は、北海道医療大学薬学部 大倉一枝教授を講師として開催された。「がんを見る〜画像診断から治療まで」と題された本講演では、最初に核医学画像診断(PET,SPECT)について分かりやすく解説された。次いで、腫瘍診断について画像を提示して臨床応用例について詳しく解説された。3番目に新しい腫瘍診断薬についてその現状とこれからの可能性について紹介し、最後に核医学治療の現状と今後の展望を述べられた。今回は、薬剤師にとって馴染みの薄い分野の企画であったが、がん治療チームの一員として画像診断をある程度理解する能力が必要であることを実感させる内容であった。本講演には病院薬剤師だけでなく、調剤薬局、大学院生など62名が受講した。当日のアンケートでは、『あまり聞く機会がない内容で、大変興味深かった』などの意見も多く寄せられ、大変好評であった。
〜受講者アンケートより〜
  • 大変勉強になりました。今までにない放射性医薬品の講義が聞けたので、とても来て良かったです(製薬会社の勉強会でも聞いたことがなかったので)。ありがとうございました。
    (50代 薬剤師)
  • 画像診断について勉強する機会がないので大変興味深く勉強になった。
    (40代 調剤薬局薬剤師)
  • 難しいテーマでしたが、スマートに内容がまとめられていたため、頭の中がスッキリした感じで聴講できて良かったです。
    (30代 薬剤師)