第4回目がん専門薬剤師養成基礎講座

 11月19日(水)に開催されたがん専門薬剤師養成基礎講座第4回はKKR札幌医療センター斗南病院腫瘍内科科長辻 靖先生を講師として開催された。「外来化学療法の実際」と題された本講演では、斗南病院の外来化学療法について、腫瘍内科が開設されてから現在に至るまでの現状やチーム医療の現状、薬剤師の役割などを紹介された。また、固形がん治療におけるCVポートの有用性や大腸がん化学療法の変遷について、今までの経験に基づく実際症例について詳しく解説された。医療現場におけるがん化学療法が入院から外来へと移行している現状が紹介され、今後もその傾向が一層強まることから、抗がん剤に関わる薬剤師の役割が益々重要になることが実感される内容であった。本講演には病院薬剤師だけでなく、調剤薬局、大学院生など 75名の参加があり、外来化学療法に対する薬剤師の関わりが重要になるものと考えられていることが伺えた。
〜受講者アンケートより〜
  • 当院ではまだ外来化学療法に薬剤師が深く関わっていないため、今後の参考にさせていただきます。
    (30代 病院薬剤師)
  • もっと話が聞きたいです!!
    (30代 病院薬剤師)