7 月 16 日（水）に開催されたがん専門薬剤師養成基礎講座第 2 回は北海道医療大学薬学部　増田園子教授を講師として開催された。「科学的根拠に基づくがん予防の現状と展望」と題された本講演では、がんの予防研究に関する世界的な知見を踏まえつつ、実際に行われている研究結果はどのような評価のもとに行われているかといった疫学研究の解説と、脂溶性ビタミンのがん予防効果に関する疫学研究の最近のトピックについて、主にビタミン D を中心に紹介された。本講演には病院薬剤師だけでなく、調剤薬局、大学院生など 100 名を上回る参加があり、がんに対する治療だけでなく、予防面にも薬剤師としての関わりが重要と考えられていることが伺えた。