第1回目がん看護インテンシブコース研修(研修会コース)を開催

会場写真
 平成21年1月17日(土)に、札幌医科大学‐北海道医療大学共催 特別セミナーが、北海道医療大学サテライトキャンパスで開催されました(座長:札幌医科大学 麻酔学講座 並木昭義 教授)。講師に、樽見葉子先生(ロイヤルアレキサンダー病院緩和ケア部部長 アルバータ大学腫瘍学准教授)をお招きし「海外の緩和ケア事情〜カナダでの緩和ケアチームの活動と専門職の育成〜」と題して、カナダにおける緩和ケアチームの活動と機能について講演をしていただきました。
 先生は、チームとは何か、チームメンバー間の信頼の重要性、患者さんを尊重する緩和ケアの在り方について、身を持って体験したカナダでの緩和ケアのチームビルディングについて説明され、チームをつくることが目的ではなく「ゴールがあるから、チームができる」というゴール指向型医療の重要性や緩和ケアに関わる各専門職の在り方を考える機会となりました。当日は、医師・薬剤師・看護師・理学療法士の参加もあり、多職種での活発なディスカッションができ、「テクニックやスキルではない、本質的な部分が理解できた」「フロアーとのディスカッションがよかった」と受講者の満足度(図1)も高い結果でした。
 樽見先生のエネルギーや信念・メッセージに刺激を受け、緩和ケアの本質を学ぶ機会となりました。
研修の満足度

図1 研修の満足度