第1回目がん看護インテンシブコース研修(研修会コース)を開催

会場写真
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 11月15日(土)16日(日)の2日間にわたり、がん看護インテンシブ研修 「チームアプローチを通して学ぶ緩和ケア教育セミナー」が、帯広厚生病院で開催されました。この研修会は、日本ホスピス緩和ケア協会の共催による、がん医療に関わるすべての職種を対象とした多職種参加型の研修です。当日は、医師・看護師・薬剤師・ソーシャルワーカーなど、十勝・釧路地区を中心に道内各地から約60名の参加がありました。
 講師およびファシリテーターは、日本ホスピス緩和ケア協会教育研修委員長である昭和大学医学部の高宮有介先生をはじめ、道内の各地で緩和ケアを実施している医療スタッフです。セミナーは、疼痛緩和、コミュニケーション、家族のケア、地域連携をテーマに、スモールグループディスカッションやロールプレイを通して進行されました。参加した方々から、「参加型の研修で、実際に体験して身につくことがたくさんあった」「看護師側からの立場だけでなく、他職種の考えもわかった」などの感想があり、チームアプローチの大切さについて体験を通して学ぶ機会となりました。
 また、地域連携のセッションでは、道内の地区ごとに集まったグループで、終末期患者が在宅に移行する際に障害になっている要因や解決のためにできることを話し合い、各地域の医療職種間の顔の見える連携の場にもなりました。研修が役立ったとの評価も高く(図1)、道内の緩和ケアを推進するために、来年度は、この研修を函館で行う予定です。
内容に関しての満足度

図1 研修は役に立ったか