第2回目がん看護インテンシブコース研修(事例検討)を開催

 8月2日(土)に、淀川キリスト教病院 がん看護専門看護師 田村恵子さんを講師にお招きし、事例検討会「事例を通して学ぶスピリチュアルケア」が開催されました。田村さんは、ホスピスで終末期にある患者・家族に全人的な看護を実践されているがん看護専門看護師であり、その活躍は6月にNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」で紹介されました。
 研修では、スピリチュアルケアについての講義を聴き、その後、恵祐会札幌病院 緩和ケア認定看護師の渡辺由美さんからの事例提示をもとにグループ討議を行いました。終末期にあるがん患者さんのスピリチュアルペインを様々な視点で分析し、患者・家族へどのようなケアができるかについて意見交換をすることで、看護師がスピリチュアルペインに向き合い、そこからケアに結びつける大切さを実感し、日ごろの看護を振り返る機会となりました。多くの参加者が、研修が役立ったと評価をされています(図1)。
 また、この研修には応募を超える多数の参加申し込みがあり、スピリチュアルケアに対する皆様の関心が高いことがわかりました。
内容に関しての満足度

図1 研修は役立ったか