第3回がん看護コメディカルコース研修を開催

会場写真
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 平成21年1月24日(土)に、北里大学病院 がん看護専門看護師 近藤まゆみさんを講師に招き、「がん看護専門看護師に必要な役割を考える」をテーマに事例検討会を行いました。近藤さんは、我が国のがん看護専門看護師の草分けであり、所属施設での活動のほか、多くの学会や講演会の講師としてもご活躍されています。今回は、がん看護専門看護師(以下、OCNS)を目指して大学院で学んでいる学生、OCNSに興味のある看護師など13名が参加し、事例検討を行いました。本学大学院看護福祉学研究科博士前期課程 稲場久よさんに、事例提供をしていただき、問題の把握、OCNSとして関わる際の方向性と方略をグループディスカッションしました。各グループの発表を共有することで、さまざまな意見や視点に気づくとともに、近藤さんから問題の捉え方や介入の視点を説明していただき、OCNSのアセスメントや方略の幅広さを感じました。
 懇談会も開催され、近藤さんが経験した役割拡大の経過や、研修に参加して頂いた北見赤十字病院 がん看護専門看護師 泉玲子さんの現在の活動を紹介して頂くことでOCNSの活動のイメージがつき、「北海道のOCNSネットワークの基盤作りになった」と、参加者からの好評を頂いています。引き続き次年度以降も、専門看護師の役割を学ぶ事例検討会を行う予定です。