教育概要
医療概論(看護福祉学部1年)
科学としての医学の成立過程、生命の成り立ち、病気の成り立ち、口腔の健康、内科学から見た疾病、医療倫理、生命倫理、医療過誤、医療経済、ターミナルケアなど、医療・医学のベースとなる課題を学ぶ。
病理学(看護学科1年)
疾患の原因や成り立ちを学習するとともに、2年次以降の授業で必要な主な疾患の特徴を学ぶ。
病態疾患学(看護学科2年)
病理学と共に病気への理解を深め、看護学の基礎を支える科目の1つである各臓器別の疾患に関する講義を中心にすすめる。成人病態と臨床実践I、Ⅱ、Ⅲとともに、成人期に多い疾患について病態、病状の特徴、検査の方法、診断基準、治療法に関する基本的な知識を学習する。
成人病態と臨床実践I(看護学科2年)
既習の知識を活用し、成人期に特徴的な疾患の検査、診断、治療および看護援助について学ぶ。
成人病態と臨床実践II(看護学科2年)
手術や麻酔に伴う患者への生体侵襲とその回復過程、合併症、周手術期にある患者の身体的・心理的特徴を学ぶ。また、外科治療の対象となる代表的疾患の病態生理や術式、合併症、看護援助について学ぶ。
成人病態と臨床実践III(看護学科2年)
成人病態と臨床実践Ⅰ・Ⅱで取り上げた以外の内科治療及び外科治療の対象となる代表的疾患の病態生理や検査・治療、治療に伴う合併症及び看護援助について学ぶ。
看護総合講義(看護学科4年)
看護学の集大成の科目である。これまでの学習を振り返り、自己の学習成果の確認のために、看護学に関する基礎および専門分野を総合的に学習する。
卒業研究(看護学科4年)
既習の諸学を通して得た知識を活用しながら看護実践を研究的視点で捉え、研究テーマに発展させる力を養うために、研究計画作成までの過程を学ぶ。
腫瘍学特論(修士課程 看護学専攻選択科目)
がん看護を実践するために必要となるがんの分子生物学,病態生理学(遺伝学を含む),最新の治療およびがん予防医学について専門的知識を深める.学習過程において,最新の知見を踏まえた的確な臨床判断,健康問題の包括的なアセスメントについて考察し専門看護師の役割を探求する.
薬理学特論(修士課程 看護学専攻選択科目)
薬物力学・薬物動態学などの基礎薬理学の知識を押さえて、臨床現場で多く遭遇する疾患及び救急時の薬物療法について学習する。患者の生物学的背景、生活文化、疾病状況を鑑みて、薬物の効用と副作用のバランスを考慮しながら、患者の QOL 向上に寄与する薬物療法を導き出し、その効果を評価できる能力を身に付けるために、ケーススタディを中心に、服薬指導・管理について検討し、アドヒアランスを向上できる取り組みを検討する。