2-3 健康食品や機能性食品の本質は?同じ食品と名の付くにもかかわらず、朝、昼、晩の食卓に出てくることがめったにない食品があ
ります。
ご存じのように、健康食品や機能性食品と呼ばれるものは、その形が薬のような錠剤、
カプセル、粉末、ドリンク剤などさまざまで、食卓にのる食品に比べると何か効き目がありそうな
雰囲気があります。
しかし、これらの多くも、もともとは食品中の成分に特別な効果が期待されることから、その効
果が発揮されやすいようにするために、形態が変わってしまっているのです。
2-4 食品機能
このように、2-1〜2-3まで食品を見直してみると食品はいろいろな機能を持っていることがわか
ります。まとめると、
1)1次機能(2-1) エネルギー・栄養素の補給機能(ごはん、油脂、肉など)
2)2次機能(2-2) 感覚的な機能 色、形、食感などにより食欲を左右する機能
(味、匂い、色、形など)
3)3次機能(2-3) 生体調節機能:消化管・循環器系・免疫系・神経系その他さまざまな
生体の正常な機能を維持するために必要な作用を発現する機能(病気
の予防や改善に役立つ)
となります。つまり、食品は多様な機能を持っているのです。
3. 私たちが食品に期待するもの(今日のテーマ)
私たちは、健康なときはまったく考えてもみませんが、年をとったり、どこか体の調子が悪くな
ると、健康ということに関心が高まります。
そして、健康を左右する大きな要素として、食事の仕方、食品の選択を考える人が多
いでしょう。
3-1 健康を左右すると予想される食事の要素は?
みなさん、思いつくままに、食事に関して、どんなことが健康に大きく影響するか、以下に
相談して、書いてみてください。
例:食事の量、糖分など
1)食事の量:過剰 と 欠乏 (食事摂取基準)
なぜ過剰が問題になるのか?
2)糖分や塩分:肥満 と 高血圧
3)栄養素の偏り 必須栄養素の不足による欠乏症
4)加工食品の取りすぎ 食品添加物の過剰摂取
5)農薬・汚染物質(環境ホルモン)・病原菌・発がん物質など
その他
3-2 健康を左右する食事の要素(病気の原因)を解決するためには
どのような方法があるのか。
上に書かれた要素を、健康になるように改善すればいいのですが・・・・
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