摂食・咀嚼・嚥下障害のある認知症の人の食べる力は、環境調整を主としたケアによって引き出されることを、研究者らは示してきました。認知症は症候群であり、さまざまな原因疾患があります。現在、わが国における認知症の原因疾患として最も多いのがアルツハイマー病Alzheimer disease(AD)であり、次いで血管性認知症vascular dementia(VaD)、レビー小体型認知症dementia with Lewy bodies(DLB)が多いとされています。さらに、前頭側頭型認知症frontotemporal dementia(FTD)も増加しつつあります。認知症の原因疾患や重症度によって摂食・咀嚼・嚥下障害の特徴にも違いが生じます。アルツハイマー病の重症度に応じた食事ケアスキルは蓄積されてきましたが、他の原因疾患については摂食・嚥下・嚥下障害の特徴とそれに対応するケアスキルが十分ではないのが現状です。
本研究では、認知症高齢者の豊かな食生活の営みを支援するために、看護職をはじめ医師・歯科医師・歯科衛生士・介護職など多職種から構成された研究チームによって、認知症の原因疾患別および重症度別にみた摂食・咀嚼・嚥下障害の特徴を明らかにした上で、これらの特徴を踏まえた有効なケアスキルを開発することを目的としています。
- 2017.01.31
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- 2016.07.21
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- 2015.12.10
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- 2015.01.28
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- 2015.01.28
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- 2015.01.28
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