認知症高齢者のターミナル期における
音楽療法の可能性を探る

平成19年度 札幌近郊の市町村で働く音楽療法士たちを対象に、認知症高齢者のターミナル期での音楽療法活動を明らかにすると同時に、療養型医療施設や特別養護老人ホームでの音楽療法についての実態調査を行う。
平成20年度 前年度の調査結果から、介護者、ケアスタッフ、音楽療法士からの意見を中心に、認知高齢者のターミナル期に求められる音楽療法の役割を探求すると同時に、研究に参加する病院や施設、個人を募り、それぞれの現場のニーズに沿った音楽療法のプログラムを立案する。
平成21年度 前年度に立案した音楽療法のプログラムを、対象病院や施設、あるいは在宅で実施し、定期的に話し合いの場を持ちながら、現場の変化に即した柔軟な音楽療法プログラムが行われるようにする。
平成22年度 前年度に引き続き音楽療法のプログラムを、対象病院や施設、あるいは在宅で実施し、定期的に話し合いの場を持ちながら、現場の変化に即して柔軟な音楽療法プログラムが行われるようにする。
平成23年度 現場で実施された音楽療法プログラムの考察を行い、認知症高齢者のターミナル期における音楽療法の役割の意味を探求する。なお、研究に参加された介護者、ケアスタッフ、そして音楽療法士からインタビューからデータ収集を行い、現象学的研究に関連する研究方法を用いて考察する。

 

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