口腔機能修復・再建学系 生体材料工学

概要

【教育活動】本講座では、将来における歯科材料や医療機器の進歩、発達にも充分対応できる基礎的素養を養うことを教育目標として、材料科学を中心とした講義、実習指導が行われている。また、材料科学と歯科臨床との橋渡しをするべく、臨床系講座の協力を得て、より臨床に近い形での歯科材料の取り扱い方法を実習に取り入れている。個人指導も積極的に行っており、講義の補習のほか、初歩的な研究の指導も行っている。【研究活動】歯科材料の基礎的性質の評価、改善および材料開発に関する研究を進めている。研究の対象としている主な材料は、歯科材料・生体材料として用いられる金属、セラミックス、高分子および複合材料である。いずれの研究も、科学的な現象の解明とその結果を臨床応用に結びつけることを目的としている。 特に、①材料と生体硬組織との接着、②金属およびセラミックスと高分子材料との接着、③金属材料の生体内劣化反応など、表面や界面が関与する現象について、(1)フーリエ変換赤外分光光度計(FT-IR)、(2)マイクロレーザーラマン分光光度計、(3)微小部X線回折装置(XRD)、(4)X線光電子分析装置(ESCA)を用いて解析している。また、生体組織や材料およびそれらの接合界面の微細な構造を、(1)走査電子顕微鏡(SEM)、(2)透過電子顕微鏡(TEM)、(3)走査プローブ顕微鏡(SPM)などを用いて調べている。

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