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新型コロナウイルスの感染拡大による「こころ」への影響とその対処方法について

新型コロナウイルス感染拡大に伴い「こころ」への影響も心配されています。具体的にどのような影響が起こりやすいのか、どうしたらよいのか、についてまとめていますのでご覧ください。また、わかりやすく、参考になる情報(下記、URLを参照)も掲載しておりますので、是非あわせてお読みください。

 

1.身体だけではなく、「こころ」にもさまざまな影響が出る

先の見通しが十分にもてず、これまでの生活とは異なる毎日が余儀なくされる中では、身体だけではなく、「こころ」にも大きな負担がかかっています。不安になる、悲しくなる、やる気がおきない、怒りっぽくなるなどはその一例です。また、「こころ」が落ち着かないことで、眠れない、疲れやすい、食欲がわかないなどの症状が出ることがあります。

 

2.「こころ」に出てくる反応は誰にでも起こりうるもの

 ストレスが急激に、かつ強くかかる今のような状況においては、「こころ」に生じる反応は特別で、異常なものではなく、誰にでも起こりうるものです。しかし、この状態が長く続き、うまく自分で対処できない場合には、身体も「こころ」も疲弊してしまい、どんどんと辛い状態になっていきます。

 

3.「こころ」への影響は気づきにくい

 身体の変化に比べて、「こころ」への影響は自分自身では気づきにくいものです。そのため、自分は大丈夫と思いやすく、気づかないうちに無理をしがちです。こういうときだからこそ自分の身体と「こころ」に目をむけ、意識的にストレスを溜め込まないようにできる範囲での対処を心がけましょう。

 

4.確かな情報、正しい知識を身につける

 さまざまな情報が飛び交っていますが、確かな情報源からの情報以外は見ないようにすることは、不要な不安を抱かないためにも重要です。また、正しい知識を身につけることは、偏見やいじめの予防にもなります。正しい知識と対処方法で身体と「こころ」の健康を保っていきましょう。

 

5.規則正しい生活を心がけ、身体も「こころ」も健康に

 「こころ」の健康を保つ上でも大前提となるのが、規則正しい生活です。睡眠を十分にとる、バランスのよい食事を心がける、自分なりのリフレッシュ方法を見つけるなど、できることを続けていくように意識しましょう。

 

 

○新型コロナウイルスなど、不安からくる“ストレス”に対処するには?(NHK)

 NHKでは、不安によるストレスを減らす、解消させるための方法を紹介しています。

 https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_1168.html

 

○感染流行期にこころの健康を保つために(日本赤十字社)

 日本赤十字社では、「隔離や自宅待機により行動が制限されている方々へ」、「隔離や自宅待機されている方の周りにいるあなたへ」、「高齢者や基礎疾患のある方・ご家族の方へ」の3つのシリーズがあります。自身が置かれている場所や状況に合わせて、必要な情報を入手してください。

 http://www.jrc.or.jp/activity/saigai/news/200327_006138.html

 

○「新型コロナウイルスを心配している子どもや若者の支援ガイド」(日本ストレスマネジメント学会)

 支援者(保護者の皆様、教職員の皆様、専門家の皆様)を対象とした、「子ども」や「若者」に対する心理的理解およびその支援ガイドが掲載されております。ご参考になさってください。

 https://plaza.umin.ac.jp/jssm-since2002/category/covid19/

 

 

随時情報をアップデートしていきます。