言語聴覚専攻の特色

言語聴覚学修士、言語聴覚学博士の学位が得られます。

  • 修士課程では、高度な総合的臨床実践能力と研究力を身につけ、
    ひとつ上の言語聴覚士をめざします。修了後はさらなる社会的発展が期待できます。
  • 博士課程では、さらに高度な研究力を身につけ、
    さらに上の指導者、研究者をめざします。
  • 言語聴覚病態生理、高次機能障害、言語聴覚障害:聴覚・認知言語発達障害と
    発声発語・摂食嚥下障害の各領域による体系的カリキュラムが用意されています。
  • 総合的臨床力を身につける研究的臨床実習と
    学位論文にも結びつくプログラム化された研究指導があります。
  • 本言語聴覚学専攻の
    「言語聴覚士卒後研修プログラムを含む大学院 ― 医療技術系大学院の教育モデル 」
    は、文部科学省「大学院教育改革支援プログラム」に選定されました。
    平成19年度に医療系で選定された20大学のうち、医療技術系3大学のひとつです。

わたしたちは、言語聴覚の実力・地位向上、レベルアップに正面から取り組んでいます。

日本の言語聴覚士をささえる言語聴覚学はまだ発展途上です。米国では言語士にあたる資格は修士課程を含む6年の教育課程に1年の臨床経験、聴覚士にあたる資格は博士課程をふくむ9年の教育課程に1年の臨床経験があって、資格試験を受験できます。
日本の医師・歯科医師養成でも1、2年の卒後研修が義務化され、総合的臨床力を重視しています。
わたしたちは、医師、歯科医師、看護師、理学療法士、作業療法士、薬剤師等とともにチーム医療を担う言語聴覚士の実力が国際的にも通じるようにしていきたいと構想しています。
言語聴覚写真
言語聴覚士:高度な総合臨床力・研究力

教育課程

大学院教育改革支援プログラムは以下の大学院教育を強化し、医療技術系大学院のひとつの教育モデルを確立します。

修士課程

臨床実習: 高次機能障害、聴覚・認知言語発達障害、発声発語・摂食嚥下障害について総合的臨床実習を行い、総合的臨床実践能力を磨くとともに臨床研究の力も身につけます。 臨床指導はプログラム化されています。
研究指導: 研究指導は、特論・演習の授業および課題研究を通じて学位論文完成までプログラム化されています。

博士課程

研究指導: 博士課程は、専門性をより深く掘り下げる研究中心です。 研究指導は、特論・演習の授業および課題研究を通じて学位論文完成までプログラム化されています。 研究と関連した臨床実践研究も行います。そして関連各研究領域を発展させます。

教育体制

教育体制チャート

カリキュラムマップ

大学院博士前期課程教育(修士課程)

総合的臨床力・研究力のある優れた言語聴覚士を目指します。
大学院博士前期課程教育(修士課程)カリキュラムマップ

大学院博士後期課程教育(博士課程)

言語聴覚学研究者・指導者を目指します。
カリキュラム構造は前期課程と同様に、 必修19単位中2単位を臨床実習、12単位を課題研究とし、専門分野の深い知識を身につけます。専門分野の研究課題について研究指導を受けることにより、より深い高度な専門的研究力を身につけ、博士論文を作成します。臨床心理と連携できます。
大学院博士後期課程教育(博士課程)カリキュラムマップ