がん看護コース　緩和ケアアウトリーチナース養成プログラム特別セミナー

　今年度の特別セミナーは、昨年同様に本学看護福祉学研究科の共催のもと、令和2年７月1日（水）に開催されました。特別セミナーは多様な新ニーズに対応する「がん専門医療人材（がんプロフェッショナル）」養成プラン事業として位置づけられています。目的は、積極的な就学支援であり、内容は受験に至るまでの準備、就学中の状況や修了後の勤務方法などについて、在学生から生の声を聞ける機会を持てるように行なっています。例年、本学札幌サテライトキャンパスにて対面で行っておりますが、新型コロナウィルス感染症の感染予防のため、今回はオンラインを用いた遠隔での開催となりました。
　本プログラムは、本学の大学院受験希望者を対象として、看護福祉学研究科の沿革、教育方針やコース、教育内容と履修に関する大学院説明会が行われた後、特別セミナーに移りました。セミナー参加者1名に、本学がん看護CNSコースの在学生2名、教員2名が加わりおこなわれました。
　セミナーの内容は、参加者が気になっている大学院でどのような研究を進めているのか、大学院での各科目の課題はどのようなものか、学生生活の過ごし方、大学院で学んだことによる自己の変化はどのようなものであったかなど様々な質問がありました。参加者の疑問には、オンラインながらも顔を合わせて在学生が一つずつ答えることができ、参加者からは、「試験内容や学生生活に関する話が聞けた」というアンケート結果がありました。
　このように、がん看護専門看護師を目指す大学院受験希望者が、受験に際しての準備や大学院在学生と直接交流できる場を設けられるのも、本学の多様な新ニーズに対応する「がん専門医療人材（がんプロフェッショナル）」養成プランならではと考えています。
　今後も、このような取り組みを通して、がん看護専門看護師への道をサポートしていきたいと考えています。