地域がん医療連携の推進を担う薬剤師養成コース
臨床がん医療講座
平成31年3月5日(火)19時から北海道医療大学札幌サテライトキャンパスにおいて、「がん専門医療人材(がんプロフェッショナル)」養成プラン臨床がん医療講座を開催しました。今回は、北海道医療大学薬学部教授 柴山良彦先生より「分子標的薬とがん研究の歴史」と題してご講演いただきました。
分子標的治療薬の進歩は著しく、近年はドラッグ・ラグ問題が解消されつつあることで、様々な薬剤が海外と同時期に上市されていることが分かりました。数十種類に及ぶ分子標的治療薬について、詳細な作用機序を中心に、柴山先生よりお話しいただきました。参加者の皆さんも熱心にメモを取り、講演に聞き入っていました。柴山先生は、添付文書に記載の無い、分子標的治療薬の潜在的リスクに留意することが薬剤師に求められる、という言葉を残し講演を締めくくられました。
本講演は、臨床現場では学ぶことの少ない基礎的な内容も豊富で、薬剤師の基礎知識の向上に繋がる濃密な90分間となりました。(参加者: 薬剤師43名)


~アンケートより~
- がんの基礎から分子標的薬まで幅広い知識を整理することができた。
- がん治療薬に触れる機会が少ないため、新たな情報入手、更新ができた。
- 患者さんへ服薬指導する時に役立てたい。